『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

日本語のフィルターを通して英語を取り込もうとしてしまう

日本語で話をしていても、会話が弾む人と弾まない人っていますよね。その違いは何かというと、「自分中心」で話しているか、「相手と自分が中心であるか」だと言われています。英会話の場合はどうでしょうか。相手の言ったことの意味を「理解しようとすること」。そこが目的である間は、あくまでも自分中心。どうしても弾むような会話には発展しないわけですよね。

日本人は受けてきた教育の影響で、日本語のフィルターを通して英語を取り込もうとしてしまう習慣があります。その結果「英語が理解できた」ということを「英語を日本語に訳すことができた」と思っている人が大勢います。

例えば、「What are you doing here?」とネイティブに訊かれたとします。多くの日本人は、この言葉を「あなたは、ここで何をしているの?」と日本語に訳すことができれば、理解できたと思いますよね?そしてさらに、以下の過程をたどれば、英会話が成功したと思ってしまいます。
①「What are you doing here?」と訊かれ、「あなたは、ここで何をしているの?」と日本語に訳すことができたことで、英語が理解できたと思う。
② その答えを記憶の中に探しに行く。
③「私は、本を読んでいる」という言葉を英語では何というのか探す。
④「私は、本を読んでいる。=I am reading a book.」という英語を引っ張り出してきて、口から出す」

つまり、日本語でその答えを考え、その答えの日本語を英語に訳して、口から出すという過程をたどるわけです。英検1級やTOEICで高得点を取る人は、この作業を猛烈な速さでやっているのです。ストレスもたまってしまうでしょう。そのうえ、質問に答えることができたとしても、記憶から引っ張り出してきた英語に感情を入れることは、極めて困難です。

英語を話すときに重要なポイントの1つに感情移入がありますが、借り物のような英語では、話しは発展していきません。「I am reading a book.」という答えを一生懸命探し出して話しても、感情が入っていなければ、相手はそれ以上会話をつづけようとは思いません。本来ならば「何の本を読んでいるの?」「それ面白い?」といった相手の言葉が返ってきてこそ、会話は成立するはずなのに、そこまで踏み込むことができずに、会話が終わってしまうのです。

では「本当に英語を理解する」とは、どういう状況を言うのでしょうか。それは、「英語をそのまま取り入れ、適切な回答を英語でそのまま返す」ということです。日本語がいちいち介在するようでは言葉のキャッチボールはできません。

そんなの、留学したり駐在したりして、実際に英語圏に住んで、完璧に英語に囲まれた環境にいないと無理なんじゃないのか?と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、英語に対する姿勢や習慣を変えることで、日本にいながらでも英語脳を作ることができますし、本当の英語を身につけることができるのです。そのためのヒントが、マンガENGLISHには、たくさん詰まっているのです。

そもそも、受験英語は「問題を解くため」の英語ですから、はじめから自己解決の勉強法なんですね。相手が想定されていない学習をいくら積み重ねても、使える英語は身に付きません。一人で学習をすすめるにしても、相手がいることを想定し、聞き手がいるつもりで実際に声を出してみる練習が大切になってくるのです。

情報処理の仕方が自然な形で変化していくと、それこそ邦画や日本のテレビを見ているときのような感覚で、英語が構えることなく自然に頭に入ってくるようになります。マンガENGLISHのイラストは、言葉と場面が感覚として繋がるための、視覚的なヒントになっているんです。

英語を英語のまま
漫画イラストで場面を感じながら
身体にしみこませていきましょう!

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