『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

バイリンガルへの道

近頃のテレビを見ていると、本当にハーフのタレントさんがものすごく多くてびっくりしますね。けれど、その中に実際完璧なバイリンガルの方ってどの程度いるでしょうか。 ハーフだから、国際結婚の家庭に生まれたからといって、誰しもが自然にバイリンガルになるのかといったらそうではないですし、結局育ってきた環境や、言葉へのこれまでの取り組みが、言語習得には大きく関係しているということですよね。

「英語脳」を育てていこうという試みの中で、一切日本語で考えないでくださいっていう先生がいるんですけれども、それではむしろバイリンガルではなく、モノリンガルになってしまうんですね。やはり私達が目指すバイリンガルっていうのは、日本語と英語を同じくらいに気持ちよく使えたらいいなっていう感じですから、日本語と英語の情報が頭の中でいったりきたりするっていうのはあってもいいんと思うんです。ただ、そこで肝心なのは、英語の文字や単語を見た時に、その訳に当たるものを明確に探そうとするような情報処理の仕方はやめて、もうちょっと日本語と同じように、感覚的に捉えていきましょうっていうところなんですね。

マンガENGLISHでは、イラストを見て、場面をイメージして、そこに英語の音を情報としてのせていって、音と場面の二者間に日本語訳を介入させない状態で理解するってことを脳に経験させているわけなんですね。そして、ここにさらに英文という文字の情報が加わるんですが、その場合もイラストと文字と音の三角形を頭の中で作る感じです。そういった脳の働きの中から、単語レベルで日本語訳を紐づけようとしていた今までの情報処理の仕方を少しずつ変えていきます。

英語を理解するプロセスに、日本語に訳する暇を与えないようにして、知らない単語があってもサっと目をそらして、分かる単語で分かったつもりになってあげる。こうした目の動き、脳の働きが、いわゆる洋書、全部英文でかかれたものを読んでいる時に自然に読み下せるようにる秘訣なんです。

じゃあ、学生時代やっていた日本語に訳して考える英語学習っていうのは、間違ってたのか?と言ったらそうではない。なぜなら、受験英語のための勉強なので、それはそれでよかったんです。文部科学省の方で決められた必修単語って言うのを知らないと、入試で合格点が取れませんので、それだから先生が絶対これは覚えろって言ってくれたし、それを覚えるとちゃんと結果がついてきたわけですね。それは受験英語っていうカテゴリの中では間違ってはなかったんだけど、あの感性をそのまま日常英会話の学習に持ち込んじゃうと全く逆っていう事なんですね。

人付き合いでも、なかなか名前覚えられないとしたらあまり縁がないし、縁があればまた会うし、また会う回数も増えていくしで、関係が深まっていく。言葉も似たようなものなんです。本当に実用的なものはそういう風になっていくので、それをなんか待ってあげる感じっていうか、ただ全然ね、仕掛けをしてあげないと何か落ちてくるっていう事はないので、マンガ英語に時間がある時ちょっとふれていただいて、折にふれていただいていると、それが降りてくる感じですね。

文字だけをジっとみてるとどうしても訳したくなってしまうので、あえて声を出しちゃいます。英語の音を声に出すことで、訳そうとする脳の働きにストップをかけるわけです。このために今文字を見ながら聞こえてくる音に重ねてどんどん声を出していく練習をする。そういった癖を付けていくことで、日本語と同じような感覚で、英語をとらえられるようになっていく。それこそが、バイリンガルへの道なんだと思います。

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