「いざ英語を勉強してみると、知らない単語が沢山ありすぎて、一つ一つ調べるのも、大変時間がかかるし、どうしていいのか分からない」というご相談をよく頂きます。
確かに、これは、英語を学ばれる方の多くが、一度は経験する問題ですよね。
しかし、意味が分からなくて不安でも、聞こえたままを口に出してみる。実は、これを脳に経験させていただきたいのです。
これが得意なのが赤ちゃんです。赤ちゃんって、第一言語でさえ、意味も分からずに声に出すという時期が、生まれて2、3年ありますよね。ただ音を、しかも聞いたとおりに、滑舌も悪いなかで、なんとも舌足らずな音を出すのです。
この時期が、言語の自然な習得にものすごく大事なのに、大人になってからの、あるいは9歳を過ぎて概念が確立された後の言語学習で、世界中どこを見ても‘ふにゃふにゃした音を出してみてください’という学習法はありません。
あの時期の、なんとなく声に出しちゃうっていう感じ。しかも舌足らずで、分かる人にしか分からないようなメッセージを出すという、これを是非やっていただきたいのです。 この時期を、脳に経験させてあげてほしいんです。
はじめから「ネイティブみたいな英語を話さなければ」と構える必要は全くないんです。ネイティブの赤ちゃんだって、流暢に言葉を話せるようになるのに数年かかります。一番大事なのは、たくさん英語を使う機会を作り、たくさん英語を頭で考えるということです。
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