よくある英語フレーズを
日本語の訳といっしょに暗記する方法は
いざ英会話というときに、とても不便です。
理由は
英語の直訳のような日本語では
日本語自体が不自然で覚えづらいですし
一方で日本語として自然な訳からは
元の英文が思い出しにくいからです。
例えば “My morning coffee makes me perk up.”
この英文に日本語の訳をつけるとしたら
どんな感じになるでしょうか。
「私の朝のコーヒーが私を元気にさせる」?!
日本語として不自然ですよね。
じゃあ、もう少し自然な日本語
「朝のコーヒーで私は目覚める・・・」
でもこんな日本語からは
最初の “My … ” からして
元の英文はとても思い出せません。
だから今、日本で販売されているフレーズ集は
そういうジレンマが派生しないような
学校英文法の範疇で理解できそうな
つまらない(って言ったら語弊があるかもしれませんが)
英会話フレーズ集ばかりなんですね。
だからと言って
ネイティブ英語を英語のまま覚える
と言っても
言葉だけで見たら
すっと理解できないし
理解できたとしても
言葉だけで暗記することは
日本でもめったにしないこと
そこで絵といっしょに
音で覚えるといいのです。
いざ英会話というときに
場面の中で絵のイメージと
英語の音がダイレクトに
よみがえるようになるのです。
そうは言っても
今まで私たちは
英語を「場面と音だけ」でとらえた経験は
とても少ないです。
常に英文テキストや日本語の訳といっしょに
英語の音を聞いてきました。
だから発音がなかなか身につかないんですね。
そして何より
英文を英文のまま自分なりに理解する
なんてしたことがないんです。
先生から文法的な説明をしてもらって
日本語で理解してきたので
イラストを使っても
英語の音を聞くと
頭の中で英文テキストに変換して
英文が浮かぶと
それをきちんと訳してからでないと理解できない
その習慣が根強いんですね。
そこをまず
英語の音と
場面を一緒にインプットする経験
これが本当に今までしたことがないので
マンガENGLISH100タイトルを
見て聞いてまねることで
体験していただく。
そのうえで最終的には
英語の音だけで
自分なりの理解で取り込むことが習慣になると
そこからは面白いように
英会話や洋画を楽しめるようになるのです。
マンガENGLISH100タイトルを
見て聞いてまねることで
話す力と
話すために必要な自然な英語の並び
英語を話すために必要なスキルは
本当にこれにつきます。
どんなに知識があっても
単語の綴りや日本語の訳を知っていても
自然な音を知らなければ
話せるようにはなりません。
自然な英語の並びは
知識をどんなに積み上げても
音を知らなければ会話ではどうしようもないんですね。
逆を言えば
単語の綴りや日本語の訳を知らなくても
音を知っていれば会話はできるわけです。
とにかく音を経験しましょう。
人がいるイラストであれば
その人たちの表情から
どんな気分なのかを読み取って
それを言葉にしてみるというのも
いざ英会話となったときに便利ですね。
これが正解!なんて一つもないので
その日の気分で
思いつく英語の音を出そうとしてみる
これは本当に大切です。
うまく英語の音が出てこないときは
マンガENGLISH100タイトルの中から
その日の気分で好きなストーリーを選んで
見て、聞いて、まねてみてくださいね。