英語が自由に話せるとは、どういうことでしょうか。
それは日本語と同じように
場面の中で自然に浮かぶ音を声に出すこと。
予め暗記したフレーズを引っ張り出したり
日本語で考えて訳しながら話す話し方は
日常会話では、まず、しないこと。
ところが英語を話す時に
暗記したフレーズを引っ張り出したり
日本語で考えて訳しながら話す話し方
になってしまうのは
練習するときのやり方がそのまま
リアルに話す時にも出てしまっているだけ
いわば生活習慣病のようなものです。
その習慣を自然な情報処理に変えるためには
普段の英語学習から変えていきましょう。
日本語と同じように
英語を場面の中で音のまま聞いて
聞こえた印象で声に出す。
私たちは日本語で
アメリカ人イギリス人は英語で
場面の中で音のまま聞いて
聞こえた印象で声に出す
という脳の習慣の第一歩は
絵本の読み聞かせから始まっています。
英語でも
絵本の読み聞かせを経験しましょう。
絵を見ながら英語の音を聞いて
聞こえた印象のまま声に出して
絵を見ながら思いつく英語の音を出しましょう。
そして英語でも
場面の中で音を出すことに慣れてきたら
あなたの周りのものを見渡して
思いついたことを英語で言ってみましょう。
でも「その英語が通じるかどうか」が気になりますよね。
それならテクノロジーを活用しましょう。
iPhoneユーザーなら「Siri」が便利です。
「設定」→「Siriと検索」→「言語」で
「英語」を選んで
ホームボタンを長押し
または「Hey, Siri」で Siri を呼び出して
思いついた英語を話すだけ。
あなたの発音が他人にはどう聞こえるかを
英文テキストで示してくれますので
とりあえず思いついた英語が
通じる発音になっているか、確認できます。
たとえば、いつもよりちょっと早く起きた朝に
「日が昇っていくわ」とつぶやいてみました。
こんな風に発音が英文テキストで表示されるので
ちゃんと通じる音になっているかが一目でわかるのです。
次に「効率よく掃除する方法を知ってる?」
と聞いてみました。
Siriの答え「君がそう思っていたなんてうれしいよ」(笑)と
ちぐはぐなのは想定内です。
Siriに期待していることは
自分の発音がどれだけ相手に伝わるかが
英文テキストで表示されるので
自分の目で確認できること。
でもさすがに「退屈しちゃった」なんて言うセリフには
Siriは慣れていますね。
「君に楽しんでもらえるように何か探すね」って
ちょっと恋人気分です。
そこでちょっと思いついて
わざと文法ミスをしてみました。
本当は “I’m bored.” というところを “boring” にしてみました。
発音通りに英文テキストは表示されて
Siri の答えは
「意味が良くわかりません」
まさしく「何を言っているかはわかる」のに
「何を言いたいかは、わからない」ということ。
発音が相手に伝わっているか、
通じる英語かどうか、
自分で確認できる時代
ここまでテクノロジーが進化しているなら
あとは私たちが
音で何とかなる脳の働きを育てて
思いついた英語の音を発してみればいいのです。
絵を見ながら英語の音を聞いて
聞こえた印象のまま声に出して
絵を見ながら思いつく英語の音を出しましょう。
そして英語でも
場面の中で音を出すことに慣れてきたら
あなたの周りのものを見渡して
思いついたことを英語で言ってみましょう。