最近、0歳から英語を学ばせたいという
親御さんが増えています。
理由は0歳の子どもたちは
英語の音を持っているからです。
生まれたときは誰でも
すべての言語の音をもっています。
すべての言語の音の種類は約150音で
日本語は25音くらいで構成されているのに対し
英語は45音くらいと言われていて
ざっと20音くらい足りないので
たとえば“R”や“L”など、日本語にない音は特に
年齢が高まるにつれて発音で苦労するのですが
0歳の赤ちゃんは全部の音を持っていて
生後10か月ごろをピークに
周りから聞こえてくる言語の音だけ残して
他の音は捨て始めると言うことで
10か月までに英語の音を聞かせてあげるのがおすすめ。
アメリカでは実験による実証データも発表されています。
こちらをクリック⇒ 「赤ちゃんは語学の天才」
0歳児用の英語教材も増えていたり
0歳児さんの英会話レッスンのクラスもあって
親御さんとしては
教材を利用したり
スクールに通うことで安心感をお持ちのようですが
ひとつだけ問題があります。
多くの場合ご両親は英語が話せない状態で
子どもだけスクールに通わせたり
教材を聴かせたりしているので
せっかく子どもが英語を話していても
聞き取れていないんですね。
実は1歳前後で始まる喃語
あーあー、とか、うーうー、という音
これは世界共通の音で
アメリカ人とか、日本人とかに関係なく
同じ音を発します。
それを周りの大人たちが
何語で引き上げるかによって
何語で話すかが決まるんですね。
0歳から英語の音を聞いている子どもたちは
2~3歳ごろの2語文や
3~4歳ごろの話し言葉で
日本語と英語の2言語が自然に出てきます。
これがたとえば、父親がアメリカ人で
母親が日本人という場合は問題ありません。
子どもの喃語を父親は英語として
母親は日本語として受け止めるので
二つの言語がそれぞれ
ちゃんと話せるようになるんですね。
ところが両親ともに日本人で
たとえ受験英語の経験はあっても
ネイティブの英語の音が聞き取れない状態ですと
子どもの口から出てきた英語の音に気付かない。
そうすると子どもたちは
自分の口から出てきた英語の音が
意味を持ったメッセージとして
自分の親たちに受け止めてもらえない状態が続くので
親たちの前で英語を発することを止めてしまうのです。
早期英語教育に取り組んでいる
ご両親からの悩みで一番多いのが
「英語を話せるようにならない」というもの。
でも、それは子どもが悪いのではなく
せっかく英語っぽい音を発したのに
それをちゃんと受け止めることができなかった
親の責任であることも多いのです。
「じゃあ、親が英語を話せないうちは
早期英語教育をやっても無駄っていうこと?」
いえ、そういうことではありません。
子どもたちが発っする英語の音に気付くことから始めてください。
そのために、たとえば、子どもたちと一緒に
英語のビデオを見て、聞いて、まねる。
私が30歳を過ぎて、海外生活体験も無く
英語が話せるようになったきっかけは、
娘のために買った幼児用の英語教材でした。
娘と同じ英語のビデオを
見て、聞いて、まねていたことで
娘の口から飛び出した英語の音に気づくことができ
さらに
私自身も英語が話せるようになったのです。
映像を伴った
わかりやすい英語の音を
英文テキスト無し
日本語の訳なしで
見て、聴いて、まねることが
言葉の習得への一番の近道なんですね。
それは私たち大人にも同じことなんです。
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