コンサルタント、カウンセリング、コーチング、メンターやセラピスト、ヒーラーなどもそうですが、英語圏発祥だけあって「英語だからこそ」だと思うのです。
私は英語圏での生活体験はないのですが
大学院時代に英語教育学で修士号を修める際に、英語の論文を400語×200ページ=60,000語という膨大な量の英語論文を書き上げたとき、日本語で考えていてはとても締め切りに間に合わないと気づき、英語をとにかく大量にインプットしながら英語のままアウトプットすることで、なんとか期限内に書き上げたのですが
まず最初に感じたのは「英語の主語を決めるのは大変だ」ということ。
ある事柄について
自分だけだと自分で思っていたら“I”
みんなそうだと思っているなら“We”
自分は違うと言いたいなら“You”
自分と話し相手以外の人を表したければ“They”
というように
自分と他者とのかかわりについて
自分がどう思っているかを
最初に決めておかないと先に進めない
でもそこが自分で決められると
すごく気持ちがいいことを経験しました。
次に動詞の時制も苦労しました。
ある行為について、過去とのつながりが「ある」「ない」を、自分はどう思っているかを表わさないといけない動詞の時制
最初のころは
一つの文の主語と動詞を決めるだけで何十分もかかったりしていました。
でも何時しか
それこそが英語で表現することの楽しさ、日本語では味わったことのない未知との遭遇、というような感覚に変わっていったのです。
中年以降の方ならご記憶にあるかもしれませんが、以前、20年くらい前でしょうか?アメリカでは「コーチング」という概念と言うか職業が存在し、アメリカではブームになっており、これから日本にも浸透してくるから、ということで、複数の会社が、セミナーをこぞって開講していました。私も何度かワークショップに参加しました。ところがレクチャーを受けていても、あるいは、クライアント役とコーチ役になってロールプレイを体験しても、「自分の内面を言葉で他人に表見する」という行為は日本語には合わないような違和感を覚えて、挫折してしまいました。
日本では元々自分の内面を見つめるときには、むしろ言葉を遮断するという考え方があります。座禅とか滝行とか煩悩を亡くすために鐘を鳴らす、とか。仏教の影響かと思いますが。例えば子ども時代に親や先生から叱られたときに言い訳をすると怒られる日本語と、理由を言わないと許してもらえない英語では、言葉の役割が、それぞれ違うわけです。
その後、私は、コーチングをオンラインで「英語」で学びました。コーチングは英語圏発祥の文化ですから英語との親和性は高く(当然のことですね!) すごく気持ちよかったです。
みなさんも、何でもいいと思いますが、コンサルタント、カウンセリング、コーチング、メンター、セラピスト、ヒーラーなど英語圏発祥のスキルを「英語のまま」習得してみませんか?日本語を介するよりずっとスッキリ入って来ます。
今どきオンラインなら、留学するよりずっと安価で、しかも質の高いレクチャーが受けられますよ。Web会議システムなどを通じて、ロールプレイなどの実践も体験できます。
上記以外でも、英語圏で生まれたビジネスやスキルがたくさん日本に入って来ていますね。今まで誰かが訳したフィルターを通して、日本語でわかったつもりになっているだけで、本質はまだ良く知らないかもしれません。これからは、ぜひ、英語のまま触れてみてください。
英語を英語のまま理解できる英語脳を作りながら、今、興味のあることで、本質に一番近い原文に触れてみましょう。
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