『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

洋画を字幕なしで楽しむ

動画を見ました。
なるほど・・・と思いました。

見て、言葉を聞き、単語を拾う。
そんな作業を海外ドラマを見ながらやっていますが、
こりゃなかなか難しいですね。

だって、海外ドラマは話すスピードが速いですからね。

だから、漫画教材なんですね。
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海外ドラマや洋画を字幕なしで観て、単語を拾う。
まさに王道です、すばらしいですね。

洋画を字幕なしで楽しみたかったら
「洋画を字幕なしでわかるまで見続ける」ことが
シンプルで確実な方法でしょう。

ただ時間はかかるでしょうね。

理由は

ドラマも洋画も学習用ではなく
英語ネイティブのお楽しみ用なので

そこで使われている表現は

(日本の映画も同じですが)

英語ネイティブでさえ
日常生活ではあまり使わないような

しゃれた言い方とか
汚い言葉とかが多く使われていて

日常会話で頻繁に使われている語彙が
リアルな日常会話は
かなりずれているので

学習用としては効率が悪いのです。

英語ネイティブが
日常会話で使う語彙の80~90%は
せいぜい3000語程度と言われていて

そのある種の証拠として

オックスフォード大学や
ケンブリッジ大学のそれぞれの出版局

オックスフォード出版や
ケンブリッジ出版から

Oxford3,000
Cambridge3,000といった

辞書が発行されていますが

この3,000という数字が
英語ネイティブでさえ

日常会話の8~9割を占める語彙数だと言われています。

ところが
エンタテイメントとしての映画やドラマは

その範囲でセリフを作っていたら
平凡で面白くないので

ネイティブでも普段はなかなか使わないような
しゃれたセリフや汚い言葉などが多く
学習用として効率が悪いのです。

純粋に洋画やドラマを字幕なしで楽しみたいなら

迷わず

字幕を出さずに好きな英語やドラマを見続けること。

これ以外にないと思います。

しかし

洋画やドラマを英語の学習用として活用するには
どう使ったらいいか

という質問に対しては

そもそも
学習用ではないので
学習用にはなりません。

という答えが最も適格かとは思います。

でも、もし

「山口は海外ドラマや洋画を見るときに
字幕は出しているか?」と聞かれたら

「出していません」と答えます。

「じゃあ、どうして山口は帰国子女でもなく
海外生活体験も無いのに

なぜ、字幕なしで観られるのか?」

と聞かれたら

「パレートの法則を英語学習に活用した」
と答えます。

パレートの法則とは、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという経験則のこと。

イタリアの経済学者・社会学者であるヴィルフレド・パレート(Vilfredo Federico Damaso Pareto)が、1986年に論文の中で発表した。(パレートは「社会全体の所得の多くは一部の高額所得者が占めているが、それは国や時代の制度の問題ではなく、一種の社会的自然現象である」と主張。)

この考え方は、所得配分や経済においてだけでなく、品質管理、在庫管理、売上管理、マーケティングなど様々な分野に当てはまるとされており、
・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。
・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。
などと言われ、実際に起きている現象として、パレート現象は未だに支持を得ている。

これは英語学習にも当てはまる考え方です。

海外ドラマや洋画は
ネイティブのエンタテイメントなので
完全に聞き取ろうとしたら

知っていないといけない語彙数は
2万語、とも3万語とも言われていますが

いくらエンタテイメントとは言え
会話のすべてがスラングやジョーク
というはずはなく

全体の8割は
ネイティブが日常英会話で使っている
3,000語で構成されているんですね。

その3,000語のほとんどが
私たちが中学・高校で学んだ英単語で
構成されているので

まずはこの3,000語さえ何とかなれば
海外ドラマや洋画も8割は聞き取れるわけで

8割聞き取れれば
結構わかりますからね。

楽しめるわけです。

「あれ、中学・高校で習った3,000語なら
もう知っているはずだよね。
でもいまだに聞き取れないは、なぜ?」

と思いますよね。

語彙数は合っているんですけれど
残念な点が2つあります。

一つは音の経験が少ないこと。

中学高校の英語学習では
常に文字や日本語の訳とからめて覚えてきました。

音だけで何とかしようとした経験がほとんどない。

聞き取れない時には、すぐ、英文テキストを読む
わからないときには日本語に訳す

という学習を重ねてきました。

音だけで何とかしようとした経験があまりに少ない。

だから音だけでは聞き取れた気がしないし
ましてや話すことなんてできるようにならない。

2つ目は
自然な談話の経験が少ないこと。

中学・高校の英語の教科書は
日本語から英語に訳した英文に
多く触れてきました。

中学・高校に勤務する
外国人の語学教師たちは

日本の英語の教科書の
英語が変であると訴えているのですが

まったく変わる気配がありません。

単語は3,000語を習っていても
変な文脈で習っているので
使えるようにならないわけです。

使える英語を身につけたければ
3,000語が音だけで何とかなって
自然な文脈から切り出していかないと

苦労が水の泡になってしまいます。

なにで学ぶか
特に忙しい社会人にとっては

教材選びは大切です。

この3,000語が
音だけで何とかできるように
作ったのが

マンガENGLISHなんですね。

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