子どもは語学の天才とよく言われますがその理由は意外なほどシンプル。
耳に入ってくる音をすべて受け入れそのまま真似をするから。
特定の情報に的を絞って注意を払うことが得意ではない幼児は巨大なデータセットからパターンを見つけることがとりわけ得意なのです。
それが「子どもは語学の天才」と言われる所以です。
いまさら子どもに戻れないしなぁ、とつい思ってしまいますが
ある研究によると
巨大なデータを先入観なくそのまま取り込もうとする脳の働きは高齢者は若者に比べてむしろ高まっている可能性があると報告されたのです。
こちらの記事から引用しています。リンクをクリックしてご覧ください⇒ http://arstechnica.com/science/2016/11/another-reason-to-ditch-brain-training-a-declining-mind-may-make-you-wiser/
認知機能に関するデータを調査した研究チームは、加齢にともなう能力の低下は確かにあるが、それによって得るものもある、としています。
若い頭脳は認知コントロールを得意とします。
気を散らす要因を遮断しながら目的に基づいた特定の課題にひたすら集中するため脳内の各処理を調整することに秀でているのです。
たとえば、若いころなら混雑したコーヒーショップで本を読んでいるときに認知制御のおかげで周囲の騒々しさを無視できます。
ところが加齢とともに、こうした認知制御は少しずつゆるくなり注意を乱す事柄や無関係な情報が頭のなかに入り込んでくるのを許すようになるのです。
ところが最新の脳の研究チームは、こうした「処理の弛緩」によって学習能力や問題解決能力が高められる場合もあると述べているのです。
たとえば、これまでに行われてきた研究から高齢者たちは、若い制御された頭脳が無視するかもしれない関係のなさそうな情報を拾い集めその情報を使って物事を関連づける能力が高いことがわかっているというのです。
巨大なデータを先入観なくそのまま取り込もうとする脳の働きは認知制御をまだ習得していない幼児と同じです。
これは言うまでもなく英語の習得にも役に立つ脳の働きです。
マンガENGLISH ご案内