『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

一生懸命、英語をがんばっているのになかなか話せるようにならない

一生懸命、英語をがんばっているのに
なかなか話せるようにならないというときに

実は、回り道をしていることがあります。

英語学習のよくある回り道には2パターンあります。

こちらのYouTube動画でもお話しています。

一つは学習法
もう一つは学習目標

一つ目の学習法で

英語が話せるようになるための方法として
よく言われるのが

語彙を増やす/発音を習う/文法を学ぶ
英会話スクールに通う
留学をする

・・・などですが

私が30歳を過ぎて「英語が話せるようになりたい」
と思い立ち

それから一年ちょっとで英語が話せるようになったとき

選んだ方法は全く違うものでした。

その理由は

一生懸命に語彙を増やしたり、発音や文法を習ったり
英会話スクールに通ったり
留学をしても

英語が話せるようにならない人がいる
ということが実際にあるからです。

あともう一つのよくある回り道が目標設定

ゴールにたどり着くには
明確な目標が必要、と言うのはよく言われることです。

そして英会話の目標としてよく挙がるものに
・英会話を身につけて収入をアップする
・外国人の友人や恋人を作る
・海外旅行を楽しむ

などがありますが

当時の私が本当にやりたかったことは
・今よりもっと収入がアップする、とか
・外国人の友人や恋人を作る、とか
・海外旅行を楽しむ
ということよりも、まず

“英語が話せるようになる” ことでした。

だから私は最初から目標を
「英語が話せるようになる」に絞りました。

そして「英語が話せるようになる」とは
具体的にどういうことか、を考えてみました。

たとえば、あなたが電車に乗っているときに
隣の人が片言の日本語で話しかけてきました。

「〇〇エキ、ドコデスカ?」

電車の中なので
日本人なら「○○駅は、あと、どれくらいで着きますか?」
のような聞き方になるところを

カタコトなので「〇〇駅は、どこですか?」というのが
精いっぱいだったのだろうということは想像できました。

しかも私の聞き間違いでなければ
先ほど止まった駅がその駅なのです。

おそらくその人もそんな気がして
不安になったのではないでしょうか?

「その駅はさっき止まったばかりの駅です」
と急いで教えてあげたいと思いました。

今、気がつけば
次の駅で降りて反対側のホームから
反対方向の電車に乗って一駅戻るだけで済みます。

できれば駅の名前も確認したいとも思いました。

でもあまり時間がないので、とりあえず

「○○駅なら、さっき止まった駅です」とゆっくり、はっきり
進行方向と逆方向を指さして
ジェスチャーも交えながら伝えましたが

案の定、私の日本語は、ほとんど通じなかったようで
でも、おそらくジェスチャーなどから
降りる駅を過ぎてしまったことは理解できたようで

“You mean one or more stops?”

と英語で返してきて
これは私にも理解できたので

“One.”と答えると

“Thank you.”と笑顔でお礼を言われて
その場は何とか切り抜けましたが

どっと汗が出てきて

日本語なら「○○駅なら、さっき止まったばかりの駅なので、次の駅で降りて反対側のホームから反対方向の電車に乗って一駅戻ってください。」

くらいのことは考えなくてもスラスラ言えるのに

英語では “One.” だけだなんて。

こういう時に日本語と同じように
思ったことがすべて英語で話せるようになりたい。

私は30歳を過ぎて「英語が話せるようになりたい」
と思い立ち

それから一年ちょっとで英語が話せるようになったときに
したことと言えば

「日本語と同じように
思ったことすべてを英語で話せるようになる」
を目標にして

「思ったことをすべて英語で話す」練習だけを毎日行いました。

それが日本で普通に生活をしながら
30歳を過ぎて約1年ちょっとで英語が話せるようになった
一番の理由だと思います。

私にとっては

語彙を増やしたり、発音や文法を習ったり
英会話スクールに通ったり
留学をしたりするのは

回り道に思えてならなかったのです。

そして当時の私が本当にやりたかったことは
・今よりもっと収入がアップする、とか
・外国人の友人や恋人を作る、とか
・海外旅行を楽しむ
ということよりも、まず

“英語が話せるようになる” ことでした。

「英語を話せるようになりたければ
英語を話す練習から始めれば良い」
ということに気づいたことが
ラッキーでした。

これは英語だからできることです。

たとえばロシア語や中国語など
全く新しい言語を学ぶときに
「話す練習から始めましょう」と言っても
それは無理があります。

語彙も文法も全く知らないからです。

英語の場合は
中学・高校の英語の授業を通して
日常英会話で必要十分な3,000語を
大きく上回る6,000語を習っています。

その単語や文法を使って
「話す練習から始めましょう」というのは
決して無理なことではありません。

むしろ今までやらなかったことの方が不思議です。
今までやったことが無いからできないと思っているだけで
本当はやればできることなんですね。

今までは英語を話す時に

暗記したフレーズを引っ張り出そうとしたり

思いついた日本語を逐一英単語に置き換えて
文法的に組み上げて話す話し方を続けてきたかと思います。

私たちの脳は育てた通りに育つので

暗記したフレーズを引っ張り出そうとしたり
思いついた日本語を逐一英単語に置き換える

この話し方を続けているうちは
この話し方のままになってしまいます。

これで満足していれば問題ないのですが

こういう話し方に疲れてしまって
もっと自然に話したいなと思っているなら

練習方法を変えてみましょう。

そもそも、なぜ私たちは英語を話そうとすると

暗記したフレーズを引っ張り出そうとしたり
思いついた日本語を逐一英単語に置き換えて
文法的に組み上げるという話し方になるのでしょうか?

答えは簡単です。

今まで英会話の学習法と言ったら
フレーズの暗記か和文英訳だったからです。

たとえば「『最近、忙しくて寝不足です』は英語で○○と言います」
のように

誰かによって与えられたフレーズを暗記する学習法か

「『富士山は日本の山です』を英語で言ってみましょう」のように

これまた誰かによって与えられた
日本語のお題を英語に訳すという学習法を続けてきました。

もちろん、この学習法は
受験対策では非常に効果的でした。

なぜなら受験ではまさしく

「出題者によって与えられた日本語の命題を英語に訳す」
ことが求められるからです。

ところが、その学習法をいくら続けても
残念ながらリアルな会話で役立つスキルにはなり難いです。

その理由はリアルな会話では
そもそもの台詞を自分で考えないといけないからです。

誰かに日本語の命題を与えられて
それを英語に訳して答え合わせをする

この学習法を続けているうちは
セリフを自分で考えたことにはなりません。

だから「英語も日本語のように自然に話せるようになる」
と決めたら

人から与えられた日本語のお題を英語に訳す学習法をやめて
自分でセリフを考えてみましょう。

実は英語圏の子どもたちも幼少期に
「英語のセリフを自分で考える」という練習をしています。

“Wordless Picture Book”という
文字の無い絵本を使って自分で話す練習をするんですね。

絵本は子ども向けに作られているので
おとなの私たちは漫画を使います。

セリフのないイラストだけのマンガを使って
話す練習をしましょう!

マンガENGLISHは

漫画イラストで場面を感じながら
英語の音をフレーズで

英文なし、日本語の訳なしで取り込める教材です。

漫画イラストがあるので
話す練習も

日本語の命題なしで取り組めるので
リアルな英会話と同じ練習ができるのです。

とは言っても
自分の中にある程度の英語の音の経験値がないと

また10タイトルや20タイトルの
限られた音の経験で話そうとすると

すぐに行き詰ってしまいます。

ですので
なるべく早い段階で

100タイトルの英語の音を一通り
体の中に通してあげてください。

そして100タイトルのストーリーを通して
30,000以上のフレーズを

まず一通り体の中に通したら

そのあとは
漫画イラストを見ながら

誰がいて
何をしているのか
自分ならどうするか

などを考えながら
英語にして声に出すことで

英語を話すときに必要な
「主語と動詞の時制を自分で決める」
という経験

これをしないと
いつまでたっても
自分の言葉で話せるようにはなりません。

受験英語の英作文では
“彼はちょうど宿題を終えたところです”
のような

日本語の命題が与えられていました。
主語も動詞の時制も
決まってしまっているものをただ訳してきました。

英会話ラジオやスクール
フレーズの聞き流し教材などは

フレーズの暗記ですから

主語も動詞の時制も
自分で決めた経験がほとんどないんですね。

これこそが
いざ英語を話そう
と思った時の障害なのです。

ネイティブでさえ
文字のない絵本を使って
話す練習をする理由がそこにあります。

セリフを自分で考える習慣が身に付いたとき
英語も自由に話せるようになるのです。

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