英語ができるインド人や中国人たちに仕事を持っていかれて

発売後なんと約半年間で10万部を超えた昨年のベストセラー鳥飼玖美子著『本物の英語力』のキーワードとして本の帯にも使われ一般の人にも知られるようになった「英語格差」という言葉。ご存知でしょうか?

『本物の英語力』の中で挙げられている学習法は「関心があることで英語を学ぶ」「英文をたくさん読む」など決して目新しくはないのですが、本の帯に記された「英語格差」という言葉に反応して本を手に取ったのは主に3~40代の働き盛りのサラリーマンだとか。それだけ近年は「英語が生活の質を左右し、格差を拡大させる」という意識が浸透しているのでしょう。

英語格差は「イングリッシュ・ディバイド」とも呼ばれ、このフレーズは明らかに「デジタル・ディバイド (Digital Divide) 」からの派生語でしょう。

デジタル・ディバイドは言うまでもなく、情報の重要性が増すことで、情報を持つ者・持たざる者の差が拡大するという議論で、(1) 社会格差に起因する情報へのアクセス格差と、(2) 情報の差によって引き起こされる様々な社会的不平等という、2つの異なる問題に区別できます。

イングリッシュ・ディバイドも同様に、(a) 既存の社会格差に起因する英語教育機会の格差と、(b) 英語力の差によって引き起こされる様々な社会的不平等のことです。

日本の実態はというと英語教育機会の格差がないのにも関わらず、ほとんどの人が英語を使えない。使えないから使わない仕事をしている人がほとんどです。日本国内での格差は顕著ではありませんが、海外(インドや中国など)と比べると、英語ができるインド人や中国人たちに仕事を持っていかれて、格差は開く一方だと言われています。

出版不況と言われて久しい世の中で10万部以上も売れるとは、学校教育では手に入らなかった英語力を、社会人になってから、その必要性を痛感し、意欲的に学びたい、と思っている人って、けっこう、いらっしゃるんですね。

きのうは久しぶりにセミナーでした。
動画をYouTubeにアップしました。

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