英語教育現場の「怖い話」
さて、日本の英語教育(ため息)。
私は、中学や高校を訪ねる度に、生徒代表に前に出てきてもらって、即興で英語のスピーチをしてもらう。基本は自己紹介。制限時間は1分間。
英語が苦手な子でも、いきなり無茶ぶりで自己紹介をやると、なんとかこなす。そして、そのプレッシャーを切り抜けたその顔は、歓びに輝いている。
何よりも、文法がどうのこうのというよりも、とにかくタイミングよく何かを言うことが大事なんだ、ということを理解してもらえる。
それから聞く。これまでの学校の英語の時間の中で、こんな経験あった?と。
彼らの答えはだいたい決まっている。「初めてだった」と。
一度、笑ってしまったのは、帰国子女で、英語が本当にうまい子がいて、話の内容も面白かったのだが、終わったあと、「これまで学校でこういうことしたことあった?」と聞いたら、その子も、「アメリカから帰ってきて、日本の学校でこんな風に英語を喋ったのは初めてだった」と答えたこと。
本当は、笑っている場合ではないのかもしれない。
本当は、怖い話だ。一つのホラーストーリーだ。
日本の英語教育は、根本的な見直しが必要である。そうでないと、たくさんの子どもたちの青春の貴重な時間がもったいない。
ちょっと長い引用になりましたが
10月27日「GOTCHA!」
茂木健一郎氏の記事から引用させていただきました。
原文はこちらの記事の一番最後をご覧ください。
クリック→ 本物の「英語の学び」とは?茂木健一郎さんと共に考えます
要は「あれこれ理屈をこねているヒマがあったら英語を話す練習から入ったほうが早い」ということを、体験談とブラックユーモアな文体で表現したかったようです。
確かに英語を話せるようになりたければ
話すところから始めるのが一番早いですね。
子どもたちよりも時間が限られている大人の私たちは尚の事
話すことから英会話をやり直しましょう。