「人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生は、きわめてシンプルである」
これはアドラー心理学の名言の一つです。
そのまま英語学習に当てはまると思います。
英語を身につけるためにすべきことは
いたってシンプルです。
ネイティブの英語を聞いて、まねること。
そして、それが口をついて出てくるまで続けること。
単語は〇〇語はまず覚えましょう!・・・と英語の文字と日本語の訳とで覚えるよう勧めてきたり、
中学の文法が理解できていますか?・・・と日本語でわかりやすく解説をつけたテキストを進めたり
TOEICや英検の方が数値化できる目標なので達成しやすいですよ!・・・と資格試験の取得を進めたり
脳の正しい使い方を理解してから・・・と英語そのものではない話題を提供したり
たくさんの学習法が
英語の自然な習得を困難にしているのです。
メソッドだけでなく「もうこれ以上がんばらなくていい」と言うような精神論も意外と厄介です。
「中学までの知識で十分です」というメッセージを具体例を挙げながら
「Aという単語をご存知ですよね。Bという単語もご存知ですよね。この2つを組み合わせると、こんな意味になるんですよ。元々すべて知っていた単語ですよね!だから、もう、これ以上、新しい単語を暗記しなくて大丈夫なんです!」
こういうアプローチは、ひととき心は休まるのですが、結局のところリアルな会話の場面で自分の言葉で英語を話すことはできません。
その理由はもじで学んでいるから。
英文と日本語の解説があるから「わかったと思っている」だけで
結局のところ「音だけ」で聞き取ったり
「音だけ」で口まねができないと
リアルな会話では、ほとんど役に立たないわけで。
英文テキストを読めばわかる・・・
だれかに説明をしてもらえば理解できる・・・
こんな学習法を続けてはいつまでたっても
会話で英語が使えるようにはなりません。
英会話ができるようになりたければ
とにかく「本物の英語の音」をまねて
声に出してみる。使ってみる。
それだけ、なんです。
アドラー心理学ふうに
英語の習得についてまとめてみました。
英語の習得が困難なのではない。多々ある英語の学習法が、英語の習得を困難にしているのだ。そもそも言葉の習得は、きわめてシンプルなものである。
ネイティブの英語を聞いて、まねる
そして、それが口をついて出てくるまで続ける。
それだけのことなんですね。
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