「私の英語を見て頂けないでしょうか?」と
マンガENGLISH100タイトルのユーザーさまから
英文のメールをいただきました。
If I get a permission from my wife, I will be riding my bicycle during next Sunday.
もし妻が許してくれたら次の日曜はロードバイクをしたい
という感じのメッセージなのでしょう。
休みの日は育児や家事など
奥様を手伝いたい気持ちはあるのだけれど
今度の日曜日は趣味の時間にあてたいので許してね
というお人柄というかお気持ちが伝わってきます。
ただ残念なのは “I get a permission from my wife”は
ネイティブは使わない単語の組み合わせ
になってしまっていること。
そこで今日は自分の中から出てきた英語が
自分のアタマで勝手に組み合わせたものか
ネイティブ英語なのかを
簡単に判別する方法をご紹介します。
Googleを使って検索をしてみてください。
まず思いついた英文「I get a permission from my wife」を
そのままコピー&ペーストで検索します。
クリックすると1ページ目にこんな検索結果が・・・
この中に「I get a permission from my wife」
という英文が無いことから
これは自分が勝手に作ってしまった英文であるとわかります。
かんたんですよね!
思いついた英文をそのまま使うと「化石化」といって
間違えたまま覚えてしまい
いつまでもレベルが変わらない残念な学習法ですが
今の時代Googleのおかげで自分の中から出てきた英文が
ニセモノなのかネイティブ英語なのかが
すぐに判別できるのです。
しかも「I get a permission from my wife」と
自分が思いついた英文を入力しただけなのに
「I ask my wife / spouse for permission」
「My wife has given me permission to …」
「I have permission to …」など
自動的に正しい英語が検索できます。
いや~本当に便利な時代になったものです。
そうしたら素直にその言い方で
If my wife gives me permission, I will be riding my bicycle next Sunday.
(妻が許可をくれたら日曜日はロードバイクをしたい)
としてもいいのでしょうが
さきほどのGoogleの検索結果を、もう一度よく見てみると
次に来ている英文が
… before hanging out with the guys(友達とつるむ時)
… to sleep with other women(ほかの女と寝る時)
だったりと、かなりヤンチャな文脈ですよね。
今回のような「イクメンパパの気遣い」には
ちょっと合わないように思います。
もちろん、そのギャップで笑いを取る
という手もありますが
もう少し何かヒントは無いかな?と
Googleの検索画面にさらに注目すると
「・・・の画像検索結果」が気になりました。
早速クリックしてみると同じようなセリフが目につきます。
これは面白い言い回しですね!
I’m the boss in this house. I’ve got my wife’s permission to say so.
I’m the boss and I have my wife’s permission to say so.
I’m the boss and my wife gives me permission to say so.
(俺はこの家のボスだ、妻から「そう言って良い」って許可もらってるんだよ)
って、結局、尻に敷かれてるじゃん!
とツッコミどころのある、
奥様に気を使っている
イクメンパパのセリフとしてこれは使えます!
そこで、もともと英語で言いたかった
「妻が許してくれたら今度の日曜日はロードバイクがしたいな」を
こんなふうに表してみました。
If I get alone time next Sunday, I will be riding my bicycle. I do because I’m the boss and my wife gives me permission to say so.
今度の日曜は一人になれる時間があればロードバイクをしたいな。時間はあるよ、だって俺はこの家の主(あるじ)なんだから・・・って妻から「そう言っていい」って許可をもらっているんだけどね。
相談者さんの元の英文にあった
“I will be riding my bicycle”をそのまま活用した方が
相談者さんも感情移入しやすいと思ったので
「(家族と離れて)ひとりになる時間」=”get alone time”
という表現を加えることで
「奥さんの許しが得られたら・・・」という文脈に
すんなりつながります。
ビジネスシーンでもこれなら使えます。
商談の合間にこんなことが言えたら
あなたの人柄も相手に伝わって笑いも取れて
契約もうまくいくこと間違いなしです。
今は「面倒くさい」と感じるかもしれませんが
この一連のステップに慣れてくると
スンナリとできるようになります。
しかもワンクリックでここまで調べられるのですから
ほんのひと手間をかけるか、あきらめるか、で
いつまでも「ナンチャッテ英語」で話しているままか
帰国子女と勘違いされるような英語を話せるようになるか
この「ひと手間」をかけるか、どうかの
小さな違いの積み重ねなんです。
むしろ自分で思いついた英語について
ネイティブだったら何と言うか、が知りたくなり
ネイティブ英語と自分の英語のギャップに気づくことが
楽しいと思えるようになると
自然とネイティブ英語が身に付くようになります。
① まず思いつく英語で何か言おうとしてみる。
(本当にこれが大事、いざというときに役立つスキル)
② 思いついた英語をそのままGoogleで検索する
③ ネイティブの使い方を調べる
今までのように人から教えてもらったフレーズを
暗記するやり方とは違って
自分で考えた英文が出発点になっているので
記憶に残りやすいというメリットもあります。
マンガENGLISHに出会う前なら
「思いつく英語で何か言おうとする」なんて
そもそものところで無理と思っていましたが
漫画イラストをみて
思いつく英語の音を出す練習をしている
私たちにとってはすっかりお馴染みの方法です。
これは英語ネイティブの子どもたちが
Wordless Picturebookという文字の無い絵本で
英語を話す経験をする手法を取り入れています。
マンガENGLISHの
他の教材や学習法との一番の違いは
文字のない漫画イラストで
「自分で話す練習ができる」
という点です。
言葉は誰かに教えてもらうものではなく
自分で習得するしかないので
だからといって
「さあ、何か英語を話してみよう」
と思っても
何を話していいかわからないので
漫画イラストを活用するのです。
とは言っても
いくら漫画があっても
いきなり英語で話すことは
ネイティブだってしませんので
まずは100時間くらい
100タイトルを
見て、聞いて、まねる
という
英語ネイティブの子ども時代を経験できます。
100タイトルのストーリーを通して
30,000以上のフレーズを
まず一通り体の中に通したら
そのあとは漫画イラストを見ながら
誰がいて何をしているのか自分ならどうするか
などを考えながら英語にして声に出すことで
英語を話すときに必要な
「主語と動詞の時制を自分で決める」という経験
これをしないといつまでたっても
自分の言葉で話せるようにはなりません。
受験英語の英作文では
“彼はちょうど宿題を終えたところです”のような
日本語の命題が与えられていました。
主語も動詞の時制も決まってしまっている。
英会話ラジオやスクール
フレーズの聞き流し教材などは
フレーズの暗記ですから
主語も動詞の時制も
自分で決めた経験がほとんどないんですね。
ネイティブでさえ文字のない絵本を使って
話す練習をする理由がそこにあります。
そうやってせっかく自分でくみ上げた英文が
ネイティブは使わない単語の組み合わせに
なってしまっている可能性はとても高いので
最後にGoogle検索で確認をして仕上げておきます。
今日のレッスンのおさらいをしましょう。
① まず思いつく英語で何か言おうとしてみる。
(本当にこれが大事、いざというときに役立つスキル)
② 思いついた英語をそのままGoogleで検索する
③ ネイティブがよく使う言い回しを調べる
そしてGoogleで検索した時に
その表現を使ったらよいか迷ったら
必ず①もとの英文といっしょに
できれば②グーグルの検索画面をスクリーンショット
せめてGoogleで検索した英文を書き出して
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