『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

相変わらずお若いですね、を英語で

私たち大人が
使える英語を今さら身につけたい、と思うとき

子どものころから英語に慣れ親しんできた
英語ネイティブやバイリンガルには
とうてい計り知れない苦労があります。

それはすでに確立された「日本語」という母語が
「英語」という外国語に対して「優勢」に働くので

どうしても日本語を通してしか英語を実感できない、ということ。

つまり英語を使うときには
いつも日本語が介在してくるのです。

これを「母語干渉(ぼごかんしょう)」と言います。

「母語」である日本語が後付けで習った英語に対して
「干渉」(=強く関わる事)をしてくるのです。

たとえば「あなたは相変わらずお若いですね」と
英語で言いたい、と思った時

You look as young as ever.
You look young as usual.
You always look young.

・・・と表すことが出来ますよ。

とご案内すると

「“look” って『~に見える』っていう意味ですよね。 “look”を使うと『若く見えます』という意味で『本当はそう思っていない』という風に伝わってしまうのではないでしょうか?」

とご質問を受けることがあります。

これは“look” を『~に見える』という
日本語に置き換えたことからくる母語干渉で

母語干渉が高じると
学んだ英語表現に対する不安感のようなものが募り

それが実際の使用場面での自信の無さにつながったり
ひいては記憶すること自体が困難になったりします。

こういった母語干渉というのは

母語が確立される9歳を過ぎて外国語を習得する人には
誰にでも起きることです。

母語干渉は悪いことばかりではありません。

先ほどの例で見ると

たとえば「あなたは相変わらずお若いですね」と
英語で言いたい、と思い

You look as young as ever.
You look young as usual.
You always look young.

・・・と表すことが出来ると知ったとき

いったんは“look” を『~に見える』と覚えていたために
違和感を覚えるのですが

その違和感がむしろ新鮮な驚きを伴って
記憶に残りやすくなる場合もあります。

それともう一つ大切なことがあります。

英語で話す相手は英語ネイティブとは限らないので

ノン・ネイティブにとっては
他の言語の人たちにも母語干渉は起こりますから

私たち日本人と同じように感じる人もいるかもしれません。

そこでさらに、今回の事例ならたとえば
“You never change.”「変わらないね」のような一言を加えると

ネイティブにもノン・ネイティブにも伝わりやすい英語が
身に付くようになると言うわけです。

「ネイティブよりもわかりやすい」と言ってもらえる英語です。

そしていざ英会話というときには
音で再現しなければなりませんので

キーワードはいつも通り「音だけ」

音で記憶できるように普段から

漫画イラストで場面を感じながら
英文なし、日本語の文字なしで
英語を音で記憶できる脳の働きを育てましょう。

100タイトルの小さな漫画ストーリーを通して
英語ネイティブの日常会話で必要十分な3000語を
普段から音で記憶する脳の働きを育てておきましょう。

これからもいっしょにがんばりましょう♪

マンガENGLISH100ご案内