英語が話せるようになりたければ英語圏に移り住むのが一番いいという人がいます。でも英語圏で暮らした経験があるのにあまり英語が話せるようになっていない人もいます。海外から日本に戻ってきてしばらく経つ間にすっかり英語が話せなくなってしまった人もいます。
その一方で英語圏に一度も住んだことがなく日本で普通に生活しながら家庭の中に英語を話す人が一人もいない状態で英語が話せるようになった人がいるのも事実です。
つまり英語圏で暮らしても英語がペラペラにならなかった人もいれば、英語圏で一度も暮らしたことがないのに英語がペラペラになった人もいるのです。
よくある英会話の学習法といえば基本はフレーズの暗記。ラジオの英会話講座や英会話スクールでも英語のフレーズが紹介されているテキストを使ってそこに出ているフレーズを暗記していく方法です。このやり方で何年も何十年も続けていてもリアルな英会話ではほとんど役に立っていないという事実はご承知の通りです。
ではどうしたら英語圏に暮らさなくても日本で普通に生活しながら英語が話せるようになるのでしょうか。
下記のYouTube動画でお話しています。
一つ目は会話で必要な「音だけで何とかしよう」とする脳の働きを育てること。英会話の学習中に聞き取れないからと言って英文テキストで確認したり、意味が分からないからと言って日本語の説明を受けるという学習を続けているうちは、音だけでなんとかしようとする 脳の働きを育てることができません。
だからといってただひたすら英語の音だけを聞くというのは(赤ちゃんや幼児なら別ですが)、ある程度の年齢になって後付で英語を身につけようとする場合、ただひたすら英語の音だけを聞くというのはやはり無理があります。
そこで私たちは場面を表す漫画イラストを使って場面の中で音を聞くと言う、私たちは日本語で、英語ネイティブの子どもたちは英語で経験したのと同じ体験を重ねていきます。
二つ目のポイントは「連続音の中から単語の切り出し」です。よくある英語学習法のように与えられたフレーズを暗記するというやり方を続けているうちは話せるようになりません。私たちが日本語の会話を身につけた時、誰かにフレーズを教えてもらいながら暗記する何てしたことはないわけです。英語ネイティブの子どもたちも同じです。
ではどうしたかと言うと周りで飛び交っている音の中から自分の耳で単語を切り出して口真似して身につけてきたのです。これが「連続音の中から単語の切り出し」です。この経験を英語でもしない限り、英語が話せるようにならないばかりか聞き取りすらできるようになりません。だからマンガENGLISHを通して字幕も無い日本語の訳も無い、英語の連続音を場面を表す漫画イラストと一緒に見て聞いて、自分の耳で単語を切り出して、口元で真似ていきます。
三つ目のポイントは、英会話のシナリオに頼らない学習。今までの英会話のテキストにあるような「Aと言われたらBと答える」というような、あたかも答えが決まっているかのような学習を止めて、相手が言ってることを理解できた範囲で自分のことを話そうとする練習をすることです。
そうしないといつまでたってもリアルな英会話で相手が言ってることがせっかく理解できても、「何て答えればいいんだろう」と常に不安になってしまうからです。
それよりも日本語で会話をしている時と同じように、相手が言ってることが理解できた範囲で、片言でもいいので何か英語で言おうとしてみましょう。 最初の頃は一言を言うのにも精一杯かと思いますが、慣れてくると二言三言、重ねることができるようになります。
そんな「字幕も日本語の訳もシナリオも無い英語Q&Aエクササイズ」を現在制作中です。
1)「音だけで何とかしよう」とする脳の働きを育てる
2)「連続音の中から単語の切り出し」
3)字幕も日本語の訳もシナリオも無い英語Q&Aエクササイズ
英語ネイティブも日常会話で頻繁に使う単語の数は3,000程度と言われています。その3,000語が100タイトルの漫画ストーリーを通して自然に繰り返されて記憶に残りやすいマンガ ENGLISHを通して、聞こえてくる英語の音の中から自分の耳で単顔を切り出して、「音だけで何とかしよう」とする脳の働きを育てながら、字幕もない日本語の訳も無い、そしてシナリオが決まっていない英語Q&Aエクササイズを使って、今度こそ使える英語を身につけましょう。
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