英語に限らず、すべての学習はアウトプットしないと完結しません。
英語であれば、英語を話したり書いたりしたことが学んだことのすべての証です。言い換えると英語を聞いたり読んだりしただけでは、学習したことを第三者に証明することはできません。
「英語でアウトプットというのは英会話レッスンのことだね」と思ったら、ちょっと違います。その理由は後で述べます。
アウトプットの大切さはわかっていても実行する人が少ない、さらに継続できる人はもっと少ないという現実があります。
その理由はアウトプットは一人では完結しないからです。一人でアウトプットしても、初心者のうちは、それが正しいか間違えているかわからない、ということが一番の要因です。
ある程度のレベルになれば、自分で間違いを正すことができるようになるのですが、そのある程度のレベルになるまでは、間違いに気づき、自ら正すという行為を、アドバイザーの素で経験するのが一番、効率的です。
普通の英会話レッスンでは一般的にレッスンで先生が間違いを正してくれちゃうでしょう?その時は楽だけれど、いつまでたっても自分で間違いを正せるようにはなりません。あなた自身が間違いに気づくような働きかけでなければ意味がありません。だから有効なアウトプット=英会話レッスンでは無いのです。
私が一年ちょっとで英語が話せるようになった時にしていたことは、英会話レッスンではありません。第二言語習得理論を研究し論文を書きながら(=アウトプット)、日本人の大学教授に英語で書いた論文を見てもらい、どの英文が変で、なぜ変なのか、だけを教えてもらいました。どうすれば良いのかは自分で考えなさい、という指導でした。これが自分で自分の間違いに気づくことができるようになった最良の方法でした。
これは英語しか知らない英語のネイティブ・スピーカーにはできないことです。なぜ変なのかを説明できないからです。
私は今、ビジネスモデルの構築にあたり、プロのコンサルの方に定期的にアウトプットをして、そのビジネスモデルのどこが変で、なぜ変なのかを指摘していただいています。どうすればよいのかは自分で考えて、次のミーティングまでに一つひとつ課題をクリアしています。
ビジネスモデルについてのやり取りは機密なので開示できないのですが、雰囲気をこちらのYouTube動画で、ちょっとだけシェアさせていただきます。
こういうメンターから、アウトプットに対しての報酬(励ましや具体的なアドバイス)が与えられることで学習が促進していきます。インターネット時代ですから、みなさんにもYouTubeなどを通して、「こういう人から習いたいな」と思える人が、一人や二人いるのではないでしょうか。みなさんも、ぜひ、達成したいスキルについてのメンターを見つけて、効率よくスキルを身につけてください。一度きりの人生ですからお互いに楽しみましょう。
マンガENGLISH ご案内はこちら