「文部科学省後援の英検がまさか落ちるとは」。英検を実施する日本英語検定協会の幹部は、審査結果に驚きを隠せないようです。
大学入試センターは平成30年3月26日、「大学入試英語成績提供システム」の参加要件確認結果を公表しました。ケンブリッジ英検、TOEFL、TOEICなど、8種類の資格・検定試験の採用が決まりました。英検は、多くの中高生が受検している現行の「従来型」は不採用となり、新たに導入する3方式が採用されました。
従来型の英検については、一次試験(「書く」「読む」「聞く」)の合格者のみが二次試験(「話す」)を受検できる仕組みとなっており、一次試験不合格者は二次試験を受検できないことから、「1回の試験で英語4技能すべてを評価するもの」という参加要件を満たしているとはいえないと判断されたようです。今後は、資格・検定試験の実施主体と大学入試センター間で協定書を取り交わし、平成32年度(2020年度)に実施される平成33年度(2021年度)入学者選抜から、成績提供システムに参加する見通しとのことです。
私はケンブリッジ英検YLEスピーキングテスト試験官の資格を持っているので、ケンブリッジ英検についてはよく知っています。
マンガENGLISHと同様に、Pictureを見ながら説明したり質問に答える活動を通して英語を話す力が伸びる、とてもいいテストです。今回のことでケンブリッジ英検の良さが広く認識されると良いなと思っています。
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