英語が話せるようになりたくて、いろいろがんばっているのに、思うようにレベルが上がらないことがあります。
「私には語学は向いていないのだろうか」と自分を責めたり「もっといい学習法があるのではないだろうか」と新しい教材に手を出しては、また同じことを繰り返すことがあります。これはあなたに限ったことでは無く、誰にでも起きることなのです。どうしてなのでしょうか。
「自分一人でできること」ばかりやっていても成長はできません。「自力では難しいけれど、誰かの協力があればできるかもしれないこと」を達成していくことで効率の良い成長が望めます。
この「自力では難しいけれど、誰かの協力があればできるかもしれない」領域は「発達の最近接領域」と呼ばれています。1900年代の前半に活躍した心理学者Vygotskyの理論で、教育関係者の間ではよく知られています。
この発達の最近接領域の考え方は、子供の学習・発達における「関係性」に着目したものですが、おとなの学習者に非常に重要なものとなります。発達の最近接領域を見極めることで、より効率的な学習を実現することができるからです。
1人で効率の悪い成長をするくらいなら、関係性を使って効率の良い学習を実現しましょう。
Vygotskyは、子どもの発達は子どもを取り巻く関係性によって決まってくることを示唆しました。自分よりもレベルの高い人に手伝ってもらうことで、自分の限界以上の成果を体験する。そのことによって、一人でやっていたときよりも大きな成長が見込めるのです。
発達の最近接領域は、教師やコーチ、上司などの教育者サイドで利用されることが多いです。
教育者は、その生徒が「自力でできること」と「教師や友人の力を借りることで可能になること」を見極め、後者に適した課題を出します。それによって高い成長率を得ることができるのです。
ここでは先生役のフォロースキルが重要になってきます。すぐに答えを教えてしまっては意味がありません。上手く、生徒が能力を発揮できるように「質問」を重ねてあげましょう。時には見本を「提示」してみるのも大切です。
ひとり学習を成功させるカギは適切な支援者を見つけることです。
独学は「独りで学ぶ」と書きますが、本当に一人で学んでいては効率が悪くなってしまいます。自分が求めるスキルの先達となる人を見つけましょう。セミナーやSNS、オンラインサロンなど、関係を持つ手段はいくらでもあります。
私もマンガENGLISH100タイトルのユーザー様のサポートをさせていただいています。私にできることがありましたらお気軽にお声かけください。
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これからもいっしょにがんばりましょう♪
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