子どもが辞書や文法書を必要としない理由

赤ちゃんの脳には、生まれながらにして
言語習得に必要な能力=言語習得装置が備わっている

と唱えた言語学者のノーム・チョムスキー。

人はその言語習得装置を用いて

様々な「仮説の実験」と「ルール探し」を
繰り返すことによって言語を習得していく

と解説しています。

子どもが母国語の習得に
辞書や文法書を必要としないのはこのためで

自分で仮定した言語のルールを
数々の実体験を通して確定していく

というわけです。

さらに興味深いことには

この言語習得装置は子どもにだけあるものではなく

大人になってからも必要な刺激を受け続ければ
十分に働くものであるとしているところです。

脳の中の言語習得装置に
刺激を与えるにはどうしたらいいのでしょうか。

やはり、ここで大切なのは
「仮説の実験」と「ルール探し」になるわけです。

合っているかどうかは分からないけれど
多分こんな意味だろう。
多分こんな音だろうという

自分主体の仮説をいくつもたてていくのです。

マンガENGLISHの学習における
最初のステップがまさにここですね。

聞こえてきた音を
自分の感情移入できる範囲で出していく。

ここでは英語らしい音を作る練習をしていきます。

中には、別に話せるようにならなくても、

洋画が字幕なしで見られたり、
英語で書かれた原書が
そのまま楽しめたらいいのにな

というところで

声を発する必要はないと思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが

自分なりに音が出せるようになってると
映画も実感持って見られるようになるし

本を読んでる時にも
実際は目だけで情報を追ってるわけじゃないんですよね。

英語の文章というと
ついついそれを日本語に一回訳して、理解する
それが当たり前だと思ってきたと思うんですけれども

この練習を積み重ねていただくことで
そこが自然な形に戻っていくんです。

幼児と違って
大人は既に知っている事柄が非常に多いです。

それらを言語習得装置に上乗せしてあげることで、
より効率的な言語学習が可能となるでしょう。

英語に対しても
脳の中の言語習得装置が作動するよう、

「仮説の実験」と「ルール探し」を
自分なりに繰り返し試してみることです。

はじめからテキストを見たり、訳文を当てにせず

まずはイラストと音で場面を想像してみる

というのは
そのための活動なんですね。

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