「襟」につける英会話教師『ELI(エリ)』をご存知でしょうか?
ELI(エリ)は、「monom」とクリエイティブスタジオ「1-10(ワントゥーテン)」および、株式会社博報堂. プロダクツが共同で開発した、洋服の襟に付ける小型マイクデバイスおよびスマホアプリで、まだ製品化には至っていないそうですが、販売を目指しているそうです。
Webサイトによると
ELI(エリ)は、洋服の襟につける小型マイクデバイス。専用のスマホアプリと連携して、あなたが話す日本語を記録・解析、あなたに最適な英会話レッスンを生成します。仕事内容や興味関心の領域から、あなたらしい言い方や伝え方まで、ふだん話していることから英会話を学ぶことができます。あなたらしい言葉を伝える英会話がELI からはじまります。
とのことで、YouTubeに動画がアップされていました。
発想はすごくいいと思います。
よくある一般的な英語フレーズ集には、自分は必要ない内容も多く含まれており、それを片っ端から暗記しても必ずしも有益ではありません。
そこで「自分が日常の会話でよく使う言い回しを英語では何と言うか」を身につければ、学習効率はグンと高まります。私も『ひとり英語トーク』で練習するときには「自分が日常の会話でよく使う言い回しを英語では何と言うか」を常に考えています。そうすると実践では、まず困らないんですね。
製品化には至っていないそうですが、ぜひリーズナブルな価格で売り出して欲しいですね。
ただし問題があります。
せっかく『ELI(エリ)』が、あなたにピッタリの英語フレーズを用意してくれても、英文テキストを読みながら発音練習をしているうちは、音だけで記憶することはできません。英文テキストが無い状態で、与えられた英語フレーズをいくつ再現できるでしょうか?普通の人には難しいでしょう。
リアルな会話の場面では「音だけ」のやり取りになりますから、『ELI(エリ)』が示す英語フレーズを「音だけで記憶」し、「音で再現する」脳の働きができなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
ぜひ『ELI(エリ)』が発売になるまでに、英語が音だけで何とかなる英語脳を育てておきましょう。
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