今日から三連休という方。
学生さんなら春休み。
たまの休日に英語の映画でも見てみようかな
と思っている方もいらっしゃるでしょう。
映画は私たち英語学習者にとって
ネイティブ英語に手軽に触れられる
いい機会ですよね。
とは言っても
たとえばスター・ウォーズのような
映像が優れたエンタメ性の高い映画ですと
アクションや映像が豊富な分
英語のセリフそのものが少なかったり
セリフも日常会話で使えないようなものも
多く含まれているため
“学習用”としては「効率が悪い」映画も多いので
「日常会話の多い 」映画を選ぶことが大切です。
そこで今日は
映画としてのエンタメ性は
物足りないかもしれませんが
「日常英会話に満ち溢れた」
“英語学習者”にとっては最高の一品をご紹介します。
ひとりの少年の
6歳から18歳になるまでを
ドキュメンタリー形式で綴った
「6歳のぼくがおとなになるまで」
原題は「Boyhood」です。
たとえば主人公の少年
メイソンを学校に迎えに行ったママが
運転する車の中での会話です。
[MASON] Fine.
[MOM] Hey, I had a good meeting with Miss Butler this time.
[MASON] What did she say?
どうです?
すぐに使えそうなセリフが続くでしょう?
もう、ずっと、こんな感じなんです。
しかも
この映画が日常英会話の習得に役立つ
もうひとつの理由が
家族同士の会話なので
セリフがすべて
日常英会話で使える
使用頻度の高いものばかりです。
しかも家族同士の会話なので
音が自然なんです。
つまり
家族だから
お互いに慣れているもの同士だから
はっきり、くっきり話さなくても
通じるわけです。
マンガENGLISHは
ネイティブが書き起こした
生きた英語で
音声もついている
使いやすい教材ですが
教材なのでどうしても
はっきり、くっきり録音しないと
いけないため
ネイティブ同士の会話で頻繁に起こる
リエゾンや脱落などの音の変化を
たくさん盛り込むことはできません。
この映画は家族同士の会話なので
リエゾンや脱落などの音の変化が
豊富に含まれています。
主人公の年齢が6歳から18歳というのも
おすすめのポイント。
6歳の頃は、まだ滑舌が悪かったり
10代の思春期には
思っていることと
口をついて出る言葉にズレがあったり
という「英語の自然な音のゆらぎ」も
た~くさん経験できる貴重な映画です。
ぜひこの映画を
マンガENGLISHと同様に
観て、聞いて、まねてください。
音だけで、なんとなく耳コピーして
映像で場面を想像しながら。
英語で赤ちゃんの時代を
脳に経験させてあげてくださね。