4月1日に発表された平成に代わる新元号「令和」について外務省は、2日後の4月3日になって、外国政府に英語で説明する際、「Beautiful Harmony=美しい調和」という趣旨だと伝えるよう在外公館に指示したという記事を読みました。
出典はこちら→ 外務省が英語の趣旨説明
そもそも、どうして後から説明をする事態になったのでしょうか。
なんと外務省が1日に各国外交団に新元号を伝達した際に
Faxで、しかも「令和」の意味に言及していなかったのです。
オーストラリア放送協会の記者、Jake Sturmer氏は自身のTwitterで、日本が各国に新元号を通知した手段がFAXであったこと、そして新元号の意味がどこにも書いていなかったことに言及しています。
Sturmer氏がTwitterに投稿したFAXの画像
出典はこちら→ Jake Sturmer氏のTwitter投稿
Faxの通知はおそらく日本語で書かれた文書を直訳したために
「令和」の意味が説明されていなかったのでしょう。
日本語からの直訳英語はただ単に意味が通じないだけではなく
時には嘲笑の対象になったり
場合によっては問題も引き起こしかねません。
オリンピック招致のための英語スピーチの中で、当時の東京都知事だった猪瀬直樹さんが東京の安全性について英語で言及するというワンシーンがあり、このブログでも話題にしたことがありましたが
クリック→ もったいない英語
日本語の原稿をそのまま英語に訳していたら、どんなに発音が良くても通じません。使える英語を身につけたければ、日本語で考えて単語をかき集めて訳して英語にする学習法を止めて、ネイティブ英語を聞いて、まねて、自分のものにしていきましょう。
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