『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

「泳げるようになりたければ海に飛び込め」

「そもそも英語が本当に必要なの?」

・・・と、このセリフは

私が当時30代で

英語をやり直す決心をして門を叩いた

国際コミュニケーション学科の
F教授から言われた言葉です。

ちなみにF教授は純粋な日本人で
留学経験もなく奥様も日本人なのに

独学で英語がペラペラになった方でした。

F教授がさらに続けます。

「本当に英語ができないと困る
という状態ではないから

何をやっても身につかないのでは?」

「本当に英語を身につけたければ
人に相談している暇などないはず

一分でも一秒でも惜しんで
英語そのものに触れたいはずだよ」

と歯並びの悪い口元に

ヘビースモーカーのヤニをちらつかせながら
薄笑いを浮かべて言うその言葉に

当時の私は
全く素直な気持ちにはなれませんでした。

黙っているとさらにF教授が続けます。

「英語を読めるようになりたければ英語を読めばいいし
英語を聞けるようになりたければ英語を聞けばいい
英語を話せるようになりたければ英語を話すしかないし
英語をかけるようになりたければ英語を書くしかないよ」

そう、今、私がよく言うこのセリフ。

実はF教授の受け売りです。

でも当時の私には
F教授の言葉の意味が
よくわかりませんでした。

「私なりに、いろいろ取り組んできました。でも全然、英語を読めないし聞けないし書けないし話せないんです」

するとF教授は
「耳は聞こえるよね?目も見えるし、口がきけて、手も動くんだよね」

当時の私はからかわれているんだと思いました。

涙目になって、もしかしたら
ちょっと教授を睨みつけていたかもしれません。

するとF教授は苦笑いしながらこういったのです。

「英語は必要ないってことなんじゃない?」

当時の私は

まだ小学生の低学年だった自分の娘に

ネイティブの音声が入った
CDやDVDを使って英会話に触れさせながら

それが近所で評判になって

我が家で

子ども英会話スクールのようなことを
していたのですが

教材についている教本の
マニュアル通りに教えることができても

実は外国人と
自由に英語を話すことができないことが
当時の私の悩みでした。

英語が仕事で必要だから身につけたい!
単なる趣味じゃない!

本気で英語を身につけたいのに!!

しかもただぼんやりしていたわけではなく

通信教材、英会話スクール・・・

いろいろ試したのに
いまだに英語が自由に話せない。

「こう見えても仕事で英語を教えているんです。
だから話せないと困るんです!!」

F教授「じゃあ、やめちゃえば?」

私「はあ?!」

F教授「英語を話せないと困る仕事なのに
英語が話せないんでしょ?

じゃあ、仕事をやめちゃえば
英語やらなくていいんじゃない?」

当時の私はF教授のことを「どケチだ」と思いました。

「どうしたら英語が身につくか」を教えるのが面倒で
そんなことを言っているのだ、と。

しかも「仕事を止めちゃえ」なんて
私の人生に責任も取れないくせに
なんて失礼なことを言うのだろう、と。

私はその当時30歳

学生時代から始めた
塾の講師と家庭教師の仕事を
10年以上続けていて

いわゆる受験の主要5教科を
中学生たちに
それなりに教えていたのですが

受験指導を生涯の仕事として
続けていくイメージが持てなくて

キャリアチェンジを模索していた時に

やっと見つけた英会話講師という仕事に
夢を膨らませ

30歳で大学に編入し
専門的な知識と技能を身につけようとしていた

いわば人生の大きな転機に

担当の教授から出た言葉が
「仕事を止めればいい」だったので

たぶん涙目になっていたと思います。

F教授は自分の言葉が過ぎたと思ったのか
あるいは私の涙に気づかなかったのか

今となってはわかりませんが

「そもそも英語って必要なの?」
と同じ質問を繰り返します。

私「必要です。英語を教える仕事がしたいから」

「だったら仕事を止めれば英語は必要ないよね。
ふつうに生活する分には英語は必要ないよね?」

結局、同じ話の繰り返し。

しかも目の前にいる「普通のおじさん」は
英語ペラペラなわけです。

(あなたみたいに私もペラペラになりたいだけのに)

私「じゃ、先生はどうして英語が話せるんですか?」

「僕の研究分野では、日本語で書かれた論文より
英語で書かれた論文の方が
圧倒的に数も多いし質も高いから

たくさんの英語の論文を読んでいて読めるようになった

研究についての討論の場では
英語が共通言語で

彼らとの会話に英語が必要だったから
たくさん話しているうちに話せるようになった
聞き取りもできるようになったし

英語で論文を書いているうちに英語が書けるようになった

ただそれだけのことだよ。」

あ、っと思いました。

習おうとするから使えるようにならなかったんだ。

言葉は使い始めれば使えるようになる

F教授は、そのことを私に伝えたかったんだ。

その日を境に
私の中で何かが変わり始めました。

英語って・・・そもそも言葉って
人から教わっちゃダメなんだ。

自分でつかんで身に付けないと。

私が一生の仕事にしようと思っていた
英語教師の仕事。

先生が熱心に教えれば教えるほど

生徒は英語を使えるようにならない、なんて。

じゃあ、私は何をすればいい?

今さら、また、キャリアチェンジ?

でも・・・

日本人で英語を話せるようになりたい人って
いっぱい、いるよね。

いろいろやったのに
話せるようにならなかった人って
たくさんいるよね。

当時は私もその一人だったので

自分も含めて

英語を話せるようになりたい人が
絶対話せるようになる「何か」があったら

きっと楽しいよね。

F教授の話は正論だけれども

普通の人たちにとっては
具体的にどうしたいいか、がわからない。

「泳げるようになりたければ海に飛び込め」
って言っているようなもので

全くその通りだけれども
誰でもそう言われて、できることじゃない。

だれでもできるような
英会話習得法を

だれでもできるような仕組みで提供できたら
すてきだろうな

と思ったのです。

そのためには

まず私自身が使える英語を習得すること。

そしてその習得法を
誰でも実践できるように体系化すること。

いつでもどこでも誰でもできる
英会話の習得法を体系化する。

そのためには

場所を選ばないでできる学習法であること。
あまり高額でないこと。
継続しやすいこと。

その3つの条件を満たし
確実に結果を出せる学習システムの開発。

それから20年の
研究と開発そして実践を経て

マンガENGLISHは完成したのです。

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