最新刊の「AERA English2018 Spring&Summer」で
山下智久さんは英語が堪能で山下さんが英語を身につけたノウハウが紹介されています。その記事には
「“いえいえ、全然です、全然”と本人は謙遜するが、2014~15 年の深夜番組『大人のkiss 英語』(フジテレビ系)で山下さんのなめらかな英語に驚かされた人も多かった。なかでも印象深いのは、来日したアンジェリーナ・ジョリーさんに英語でインタビューしたことだ。」
と書かれていましたので早速、検索してみました。
前半のインタビューでは予め用意した英文を暗記して質問をしていらっしゃるんですね。
アンジョリーナさんが発した言葉に対しての山下さんご本人のコメントは“Yah…” か “Thank you.” だけ。
後半のクイズでアンジェリーナさんから「ヒントをちょうだい」と言われて“It’s important for children.” だけがあの場で作った英文でしたね。
もちろん、あんなに長い英文を暗記して自然な感じで話していらっしゃるのはすばらしいことですがこれは山下さんだけの問題ではなく私たち日本人の英語あるあるで周りからは「ペラペラだよね!」って思われているけれど実際は
予め用意した英語は言えるけれどそれ以外は自由に出てこないという状態。
いわゆる英語中級者に共通の壁で、これさえ突破できれば本当にペラペラになれるし英語ネイティブとも対等に話せるようになります。
このときのアンジェリーナさんはかなり山下さんに気を使って簡単な単語をゆっくり時には繰り返したりまるで子どもに話しかけるような話し方ですね。
ちなみにアンジェリーナさんが英語ネイティブのインタビューを受けているときの動画をご覧ください。
山下さんの時とはアンジェリーナさんの話すスピードも語彙の種類も全然違いますね。アンジェリーナさんとインタビュアーの方が会話のキャッチボールを楽しんでいます。
もちろん日本人はインタビューでは相手の話を聞くということに重きを置いているのでそこが英語とは根本的に違いますが
どうせなら私たちもできるだけ自由に英語を話してネイティブから自然な英語を引き出したいですね。
自由に英語が話せるようになりたければ話す練習をするのが一番の近道です。誰かに与えられたフレーズの暗記をいくら続けていても自分の言葉で話せるようになりません。
英語ネイティブの子どもたちでさえ”Wordless Picture Book”(文字の無い絵本)を使って英語を話す練習をする理由がそこにあります。
だから英語で会話を自由に楽しみたければ練習の時からセリフを自分で考える事が大切です。
実は普通の日本の中学・高校で英語教育を受けてきた私たちは主語も動詞の時制も今まで自分で決めた経験がほとんどないんですね。
どういうことかと言うと
受験英語の英作文では、たとえば「彼はちょうど宿題を終えたところです」のような日本語の命題が与えられて
「彼は」だから“He”だな
「終えたところ」だから“finish”を使って完了形にするんだな
などのような
主語も動詞の時制も問題文の中で決まっていたものを訳してきました。
一方で英会話ラジオや英会話スクールフレーズの聞き流し教材などは基本はフレーズの暗記ですから
これまた主語も動詞の時制も自分で決めた経験がほとんどないんですね。
これこそが「いざ英語を話そう」と思った時に
とっさの一言も出てこない原因だったのです。
なぜならリアルな会話の場面では自分でセリフを決めないといけないのに今までしてこなかった。
英会話の練習にテキストを使ってはだめ・・・なんです。
テキストを使って練習をするということは
書かれている英文のフレーズを暗記するか
日本語の命題を英語に訳すという練習法になります。
これは受験英語では王道でしたがリアルな会話の練習には向きません。なぜならリアルな会話では自分でセリフを考えなければならないからです。
だから、もしも英語で会話を自由に楽しみたければ
練習の時からセリフを自分で考える事が大切です。
セリフを考えるときの刺激として私たちには漫画がありますから、漫画イラストを見て思いつく英語をとりあえず言える範囲で精いっぱい言おうとしてみる。
これこそが自由に話せるようになるシンプルで確実な方法です。
絵を見て思いつくことを話してみる。
これが私が30歳を過ぎて留学経験もなくダーリンが外国人でもなく英語が話せるようになった、お金も時間も効率的で確実に話せるようになる「ひとり英語トーク」なんです。
練習相手がいなくてもいつでも練習できるので時間の効率が良いですし一人でできるのでお金もかからないわけです。
マンガENGLISH100タイトルを見て、聞いて、まねて
100時間くらい英語ネイティブの子ども時代を経験したら
リピートとリプロダクションを続けながら
ひとり英語トークをやってみてください。
これからもいっしょにがんばりましょう♪
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