『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

30歳すぎで海外の経験もなく英語がぺらぺらになったワケ

山口先生 質問があります。(おそらく、この質問はみなさん気になるところかと思います。。)

イラストを見て、思いつくままに、言葉に出してみる
という練習方法がありますが

単語のほかに、簡単な文章も口に出ます。

(それはマンガENGLISHから出た英語というより
これまでに自分の内に存在した英語がでている感じ。
まだマンガ英語からの恩恵がでるほどでもない状態です。)

おそらく文法的にも間違っていると思うのですが
しかし誰かが修正してくれる環境でもないため
先生のおっしゃる「化石化」が気になります。

思いつきの文章のため

そのあとにマンガ英語を聴いても
直接な修正にはならないかと思っています。

質問は

1. あまり気にせず(化石化を恐れず)、
どんどん文章でも口に出す。

2. 文章力がある程度ついてくるまでは、
単語ぐらいに とめておく。(化石化しないように)

お忙しい所とは思いますが、
できれば回答いただけれると幸いです!
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いい質問ですね!

こういういい質問が出るということは
本気で英語と向き合っていらっしゃるんだと
とてもうれしく思います。

答えは1です。

英語脳になっていないうちに
いちいち間違いを修正することは
むしろ弊害であることは

私たちが日本語を身につけてきた過程で
もしまわりの大人たちから
幼児期の拙い言葉をいちいち直されていたら

怖くて話すことができなくなっていたにちがいないと
容易に想像できることからも明らかです。

アジアの他の国を旅行した経験のある方は
ご存知かと思いますが

中国や韓国や台湾やフィリピンやシンガポールの人たちは

かなり自由に勝手な英語を話していますが
けっこう通じちゃっていますよね。

一方で日本人の多くは
「間違った英語を話してはいけない」
という気持ちが高じて

そもそも英語をだそうとしない。

これでは通じる可能性は0です。

間違いを含んでいても何か話せば

10%とか、20%は通じるわけです。

元の数が0のものには
何をかけても0にしかなりませんが

元の数がわずかでもあれば

そこに何をかけ合わせても
必ず成果は得られるわけです。

赤ちゃんの脳には生まれながらにして
言語習得に必要な能力=言語習得装置が備わっている

と唱えた言語学者のノーム・チョムスキー。

人はその言語習得装置を用いて

様々な「仮説の実験」と「ルール探し」を
繰り返すことによって

言語を習得していくと解説しています。

子どもが母国語の習得に
辞書や文法書を必要としないのはこのためで

自分で仮定した言語のルールを
数々の実体験を通して確定していくというわけです。

さらに興味深いことには

この言語習得装置は子どもにだけあるものではなく

大人になってからも必要な刺激を受け続ければ
十分に働くものである

としているところです。

脳の中の言語習得装置に
刺激を与えるにはどうしたらいいのでしょうか。

やはりここで大切なのは
「仮説の実験」と「ルール探し」になるわけです。

合っているかどうかは分からないけれど

多分こんな意味だろう
多分こんな音だろう

という自分主体の仮説を
いくつもたてていくのです。

マンガENGLISHの学習における
最初のステップがまさにここですね。

聞こえてきた音を
自分の感情移入できる範囲で出していく。

ですからあまり気にせず(化石化を恐れず)
どんどん文章でも口に出してください。

そして私たちには
ネイティブによって書き起された

マンガENGLISHがあります。

これを見て、聞いて、まねる、だけ。

生まれながらに備わっている
自然に言語を習得できる装置を
ちゃんと刺激してあげれば

ちゃんと誰でも英語も話せるようになるんです。

思いついたら始めましょう。

そしてマイペースで構いません
少しずつでも続けましょう。

YouTubeの動画でもその話をしておりますので
お時間のあるときに参照いただけると幸いです。

30歳すぎで海外の経験もなく英語がぺらぺらになったワケ

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