『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

「英文を読んで理解(訳せ)出来ない場合、そもそも基本的な文法すら分かっていないということだから、いくら聴いても理解できるがはずがない」と言われた

早速のご回答ありがとうございました。今はひたすらインプット、英語の音に慣れるべく忍耐の時期と割り切って諦めずに邁進します。もう一点質問があります。

英文を読んで理解(訳せ)出来ない場合、そもそも基本的な文法すら分かっていないということだから、いくら聴いても理解できるがはずがないと言われたことがあります。現時点では、それでも問題ないのでしょうか?教えて下さい。よろしくお願い致します。
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英文テキストを使うベストのタイミングは2回です。

1) ステージ2の絵本の読み聞かせのイメージ
2) ステージ3のDeep Reading

1) のステージ2では
絵本の読み聞かせを英語でも経験するために
動画を音を出して再生しながら
英文テキストを動画の音声と同時に読んでいきます。

この段階ではまず意味の解釈よりも
ナチュラルスピードで英文を読み進めようとする
脳の働きを活性化していきます。

2) のステージ3のDeep Readingは
意味を考えながら英文を読むトレーニングです。

だからといって読んだだけですべてがわかるのは
英語脳になってからになりますので

まずはステージ3で漫画イラストを見ながら
思いつく英語の音を出そうとする練習をしてから
フレーズごとの音声をリピート・リプロダクション
自分なりに行ったうえで
英文テキストを意味を考えながらじっくり読んでみましょう。
(ここでは動画を再生しなくて結構です)

このときにも英文だけで何とかしようとはせずに
漫画イラストを見ながら場面を想像して
自分なりの理解で解釈するようにしてください。

ここで一つ確認しておきたいことがあります。
ここでは言葉をやり取りする目的を
大きく二つに分けて考えています。

一つ目は伝達

言葉には大切な情報を正確に伝える役割があります。

仕事上はもちろん
地域や親せきとの付き合いにおいても

イベントや会議など行事にまつわる伝達事項
日時や時間や内容についての連絡のために使う表現は
人によって場面によって大きく変わることはありません。
だから定型表現を暗記していれば十分です。

ところが言葉をやりとりする役割には
もう一つ非常に大切なものがあります。

それは考え方や思いをお互いに交換するという役割。

そして日常会話と言った場合は
こちらの役割の方が大きいのではないでしょうか?

モノの見方や考え方を言葉でやり取りする際には
その表現方法は人によって場面によって
大きく変わるものです。

日本語でさえ同じセリフに出会うことは
滅多にありません。

ましてや時々しか使わない英語で
毎回違う表現に出会う
いわゆる日常会話に
それなりに対応できる英語力を身につける

と言ったときに必要なことは

やはり第一言語-私たちだったら日本語-の
習得プロセスを参考にするのが
なんだかんだいって最も正論なんですね。

だからと言って
私たちはおとなですから
赤ちゃんと同じようにはいかないわけです。

感覚的な感性は赤ちゃんより鈍っています。

その変わり認識力と生活体験は
赤ちゃんよりもずっとあります。

言葉の習得の順序は一部の例外を除いて
万国共通で

1. 音
2. 意味
3. 文字

の順番です。

もう少し具体的に説明すると

まず1の音というは「音だけ」ということ
意味が分かっていないのに音だけ知っている
という時期が

自然言語の習得プロセスには必ずあります。

何度も聞いているうちに
自然と記憶に残り
ある日それが意味を持つようになるのですが

その前のプロセスで

つづりも意味も知らないけれど
音は知っている

という、日本語ではよくある経験

つづりや意味を知らなくても音は知っている

この情報処理こそが

会話で最も必要な
「音だけ」で何としようとする脳の働き
を育む上で欠かせないステップなんですね。

そこでまずステップの2では
動画のナチュラルスピードの音声に合わせて
声を出すことで
まずは意味を深く考えずに英語のまま脳に取り込むんだよ
という合図を送ってあげる感じで軽く触れておきます。

そしてステップ3で
まずは漫画イラストを見て思いつく英語の音を出す練習
フレーズごとの音声をリピート・リプロダクションしてから

英文テキストを意味をじっくり考えながら読みます。

漫画イラストを見て場面を想像しながら
自分なりの解釈をしてみて意味がわかった範囲で
英文の一部を自分や身近な人に置き換えて英借をする

もちろん最終的に言葉は
意味が分かっていないとちゃんと使えるようにはなりません。

ただし今までのような
英文テキストを読めば意味が分かるのに音が出てこない
というような

リアルな英会話では全く役に立たない学習法ではなく

日本語でさえも、いまだによくある
「意味は知らないけれど音は聞いたことがある」という

まず音が優先される情報処理を
英語でも身につけなければ
英会話を楽しむことはできません。

まずは英文なし、日本語の訳なしで
漫画イラストで場面を感じながら自分なりの理解で

そう日本語を自然に身につけてきたときと同じように

時々は意味を勘違いしながら
使ってみて間違えて気が付く

それが自然な言葉の習得なのです。

まずは音だけで何とかしようとする
そして覚えた範囲で使ってみる
だから会話の時に音で出てくる

今度こそ使える英語を身につけましょう。

これからもいっしょにがんばりましょう♪

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