英語のフレーズは、YouTubeやインスタなどできれいなバイリンガルのお姉さんや、イケメンの英語ネイティブが、無料でカッコいいセリフをいくらでも教えてくれますよね。こんな便利な時代に日常的な英会話ができることの価値は、今後どんどん下がっていきます。なぜなら日常会話のフレーズはネットでいくらでも手に入るからです。
携帯できる小型翻訳機が安く手に入る時代。仕事のメールはグーグル翻訳がなんとかしてくれる時代。そんな時代に求められる英語力は、テンプレートをつかいこなしたその先にあります。
これからの時代に求められる英語力。それは「あなた自身の『想い』『考え』を正しく表現できる英語力」です。それはつまり「人を動かす英語力」と言ってもいいかもしれません。
そのスキルはフレーズの暗記では手に入りません。
受験を経験した私たちは中学・高校で約6,000語の英単語を暗記した経験があります。一方で日常英会話は英語ネイティブ同士でも、その80~90%は3,000語程度であることはよく知られています。まずはその3,000語を使って、自分の言葉で英語を話す練習をしましょう。
よくある練習法のように、例えば「日本には富士山があります」のような、誰かに与えられた命題を英語に訳す練習は実践的ではありません。リアルな会話の場面では自分でセリフを考えなければならないからです。
そこで普段の英語学習から、誰かに与えられたフレーズの暗記や、誰かに与えられた日本語のセリフを訳す英語学習から一日も早く自由になって、目につくものや思いついたことを英語にする練習でもよいのですが、それだけですと独りよがりになってしまうので写真や絵を見て直感的に思いつくことを学生時代に習った6000語の中から思い出しながら言おうとしてみる練習から始めるのが最も効率的です。
もちろん英語ネイティブの子どもたちもいきなり話し出すことはできませんから、まずは私たちも「英語の絵本の読み聞かせ」から体験しましょう。
とは言っても絵本は幼い子供向けなので、おとなの私たちは漫画を使います。漫画イラストで場面を感じながら、まずは英語を場面と音で何とかしようとする脳の働きを育てるところから始めましょう。
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