うっかり、度忘れ、記憶違い-人間には当たり前の脳の働きが人工知能にはありません。そこが人工知能の強みでもあり、なんと弱みでもあります。実は記憶のあいまいさ、ゆらぎは、自然な脳の働きには不可欠な要素で、将来的にはまるで人間のように自律的な忘却が可能になる人工知能の構築を目指して研究が進んでいるようです。
正確さや速さや安定が求められる作業においては、人工知能は人間より優れています。仕事上の業務連絡などでは正確さや速さが必須で、そういう面では人工知能には敵わないかもしれません。
しかしリアルなコミュニケーションでは、うっかり、度忘れ、記憶違いなんて日常茶飯事です。その記憶のあいまいさ、ゆらぎは当然、話し方にも声のトーンにも、あいまいさ、ゆらぎとなって現れます。人工知能には、まだ、そのような自然な会話はできません。
だから、もし英語を自然に話せるようになりたいと思っているなら単語の暗記をしないこと。
暗記した単語を引っ張り出しながら話していると、ロボットのような話し方になってしまいます。
場面の中でイメージといっしょにフレーズ(意味のまとまり)を音で記憶するようにしましょう。そしてイメージの中で音を探しながら話してみましょう。
今までのように英文テキストを読みながら会話集を暗記したり、日本語のお題を訳す練習法では経験できませんでしたが、漫画イラストを見て、イメージから英語の音を探す練習をすれば自然とあいまいさ、ゆらぎのある声のトーンになります。
日本語も日常会話ではそうやって話しているのですから、英語もイメージと音で話すようにすれば、もっと自然な話し方になりますね。
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