今さら英語を身につける必要なんてあるの?と家族や友人から揶揄されてしまいがちですが、外国語学習は高齢者にこそ必要な脳活かもしれません。
海外では認知症を発症するリスクを減らすために第二言語を学ぶことが奨励されているようです。
450人を対象にした、あるアルツハイマー病の研究は「バイリンガルであることがアルツハイマー病の発症を4〜5年遅らせることができた。つまり、この病気に対処することができた」と結論付けています。その他の研究においても一貫して「バイリンガルであることがアルツハイマー病の発症を平均して4年も遅らせる可能性がある」と結論付けています。
シカゴ大学の調査によると、複数の言語を話す人々は1つしか言葉を持たない人に比べて、より合理的な決定を下す可能性が高いことがわかったそうです。学術誌『Psychological Science』に掲載されたこの研究は、バイリンガルの人々は、第一言語で考えた最初の結論が正しいかどうかを第二言語でも検証することができるため自分が出した決定について、1つしか言語を持たない人よりも自信を持てることがわかったそうです。
一般的に第一言語では感情的な反応をしても、外国語では感情的に反応しない傾向にあり、第二言語では合理的で冷静な判断ができるため、これによってバランスが取れることで意思決定スキルが向上するのだそうです。
一朝一夕には身に付かない英語。コロナ禍で海外旅行も気軽に行けない今だからこそ、じっくりと使える英語を習得して、コロナが落ち着いて海外旅行にもまた行けるようになった時に現地の人たちと会話が楽しめるよう準備してはいかがでしょうか。
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