忙しい英語の先生の独学法

今、英語の先生たちにとって大変な時代だなと感じています。私の親戚に長い間、高校で英語の先生をしていた叔父がいるんですけれども、その叔父が時々話のオチで「でも俺は英語を話せないんだけどね」と言って笑いを取っていたのを今でも思い出します。

その時代の英語の先生たちというのは「学校の英語の先生は受験英語のプロであって、会話はまた別」というような棲み分けがされていたと思うんですけれども、今の時代、学校の英語の先生も「英会話も教えなければいけない」「教えるからには自分もできないといけない」というような風潮の中で、言葉というのは使えば使うほど身につくものなので、例えば同じ英語を使う仕事でも、通訳や翻訳あるいは外資系の企業にお勤めの方達のように、仕事の時間でほぼ英語を使う環境にある方たち、そしてその英語も人によって場面によっていろんな英語が飛び込んでくるという環境にある方の場合どなたでも自然に英語力が高まっていくんですけれども、英語の先生の場合、日本人の生徒さん達を相手にしているので生活空間では100%日本語なんですね。

生徒指導や進路指導も日本語ですし、父兄との会話も日本語、そして他の同僚の先生たちの会話も日本語・・・。週に数時間程度、外国人のスタッフとの打ち合わせがあるけれどもそれは本当にごく僅かな時間で、他の職業等の方々のように日々いろんな英語が飛び込んでくるという環境には全くないので、自然に英語力が高まるということはまず不可能なので、忙しい業務の合間を縫って自分自身で英語力を高めないといけないという過酷な状況にあるんですね。

私自身もそういう意味では似たような環境にあって、長い間日本人の方に英会話を高めるためのノウハウを提供するという仕事をしてきました。ノウハウを提供するからには自分も英語を話せないとおかしいからということで、忙しい業務の合間を縫って、コミュニケーションの道具としてではなく「見せるための英会話」みたいな感じで英語を身につけてきたので、工夫しました。

その工夫というのは「話す練習を中心に行なった」ということです。そして嬉しい誤算がありました。「話せること」というのは絶対「聞き取れる」ので、話す練習中心に行なったことで、スピーキング力が伸びたのと同時に、リスニング力も自然に高まっていきました。

そのおかげで海外に住んだこともなく、家族や親戚や友人に外国人がいるわけでもない、100%日本語の生活の中で極わずかの限られた時間の中で英会話のスキルを身につけて、それを維持することが今でもできています。

是非お忙しい方ほどスピーキング中心に、5分でも10分でもいいので練習をしてそれが同時にリスニング力も高まりますので、ぜひ今日から早速やってみてください。

スピーキングの練習が一人でできる「ひとり英語トーク」については、こちらの動画をご覧ください。

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