『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

英語学習で一番の悩み「上達しないんです」

脳科学者の茂木健一郎さんの新著
「最強英語脳を作る」によると

言語習得において

サイレント・ピリオド(沈黙の時間)
というのがあるそうです。

聞いたり、読んだり
受け身のことばかりやっている時期。

子どもの時もそうですね。

最初は親がしゃべっているのを聞いているだけで
自分が話し出すまでにひどく時間がかかる。

母語習得もそうだけれども

外国語習得においても
サイレント・ピリオドがあるといわれていて

その時には、どちらかと言うと
インプット系の情報を
どんどん脳に蓄積している段階ですね。

サイレント・ピリオドのときに
学習者が何をしているかと言うのを
研究している論文がいくつかあって

自分で自分に言葉を話している
ということが見られるそうです。

例えば、
外国語の教室で先生が何か言っていて

その本人はまだちゃんとそれを言えないときに

例えば、マイクをひそかに仕込んでおいて
何をしゃべっているかを盗み聞くと

自分で自分に言っているそうですね。

先生が言ったことをリピートしたり
その先生の質問に対する答えを

手を挙げてみんなの前では言わないけれども
自分自身に対しては言っている。

そういう自分との対話と言うプロセスを経る
それも含めてサイレント・ピリオドと言われています。

すぐにアウトプットできなくても
とにかく今はサイレント・ピリオドだと思って

とにかく聞く、読むということが大事ですし

そのとき、人に言うのが恥ずかしければ
自分の中でリピートしてみればよいと思います。

それは人工知能も同じです。

今回のアルファ碁が
結局どうやって強くなったかと言うと
自分自身と碁を打って強くなっているのです。

それと似たようなことかと思います。

つまり、
自分自身と英語で話せばよいのではないか
ということです。

英語学習については、
いろいろ相談を受けることがありますが

最も多い質問が「上達しないんです」ということ

でも、それはサイレント・ピリオドの可能性があるので
そこは我慢して続けるしかありません。

下手くそなときを我慢しないと
上手いところにはいけないのです。

サイレント・ピリオドを超えるだけの入力には
個人差があります。

ですから、諦めずにやるしかないのかなと思います。

とにかく諦めずに続けると
いつかはウワーンと晴れあがるように
できるようになる可能性が高い。

普通にみんな話せるようになっているのですから
諦めないということがすごく大切だと思います。

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