『マンガENGLISH』はマンガと英語のフレーズを同時にインプットすることにより、訳さずに英語のまま理解する「英語脳」を育成するプログラム。英語のフレーズと、その意味内容を表すマンガで、ネイティブスピーカーのように自然に英語を身につけることができます。

子どもたちは何度も何度も繰り返し、その中で学んでいく

子どもの頃に好きだった絵本は何ですか?今書店をのぞくと、実に世界中の作家の絵本が日本語に翻訳されて出版されていて、それぞれにお国柄が出ていて大人が見ても思わず感心してしまうんですが、実は、その逆に、日本の絵本作家の作品も、いろいろな国でその国の言葉に約されて出版されているのをご存知ですか?イギリスでも、フランスでも、ドイツや、インドネシアでも、自分が子供の頃に好きだった日本の絵本が、今では世界中の子供達に読まれていると考えると、なんだか嬉しくなりませんか?

ちっちゃい子どもって、気に入ったものだったら、それこそ何十回でも好きな絵本を、「読んで読んで!」って言いますよね。あれって今思うと不思議だと思いませんか。

我々大人が何度も同じ本を繰り返して読みたくなるってことがめったに起きないのは、情報処理の仕方が、既に知っている様々な表現をベースに、ある意味トップダウンで処理していることによって、ストーリーのあらすじを覚えているので、別に二度と読む必要がなくなっちゃうんですね。

それに対して、ちっちゃい子どもたちが何度も読んで読んでっていうのは、トップダウン処理をしいているのではなくて、まったくわからないところからスタートしてるわけなんです。子どもたちって日々、その分からない物だらけの中から、自分で気になったもの、気に入ったものだけを徐々に取り込んでいくっていう活動を、365日やってる人たちなんですよ。だから絵本を読んでもらった時も、大人のようにストーリーを筋書きで覚えるっていうトップダウン処理をしているのではなくて、何回も何回も聞いて、少しずつわかるものが増えていって、やがて全体が見えてくる、っていう逆のパターンで情報処理をしているわけなんですね。

実はこれ、まさしく今マンガEnglishでやっていただいていることと同じなんです。何だろうこの単語、気持ち悪い、気になるなあ、だけどまあいっか・・・でも子どもたちは、わからない事の方が多い状態で聞くわけですから、そこでいちいち気持ち悪いっていう感覚にはならないんです。気持ち悪いって思っちゃうのって、大人だからこそ。普段の日本語がトップダウン処理してるからなんですね。本来言葉って、ボトムアップで単語単語から徐々に掴んでいって、聞きおぼえがあって、こっちでまた聞いて、またこっちでも聞いてだんだん一致してくる。そんな感じで、マダラ模様だったのがだんだんきれいな一つの線になっていくっていう行程で覚えていくものなのに、そういった感覚をもうすっかり忘れてしまっているわけです。そして、もうそういう感覚でとらえられなくなってしまっているので、そこが気持ち悪い、しんどい、と感じてしまうだけなんですよ。

なので、わからないところがあっても、辞書で見てしまわないでくださいっていうお願いって、辞書で見てしまうとわかったつもりになってしまうからなんですね。英語として聞き取れなかったモヤモヤっとしたものを、本来ならば繰り返しの経験の中で自然にいつかわかるものを、辞書で調べて、せっかくのモヤモヤを、あっ日本語で言うペケペケねっていう情報処理になっちゃうと、やっぱり英語そのものが入っていかなくなっちゃってもったいわけなんです。

ただこのモヤモヤっていうのは、子どもじゃないのでそこを楽しめないんですよね、大人は。どっちかっていうと苦痛な部分になっちゃう。だからそこ、子どもたちと違う部分がそこの部分なので、そこをなんとかご自分で言語の自然な習得過程をイメージしていただいて、私たち大人だったら完璧に一回でとらえられるような文章でも、子どもたちっていうのは何度も何度も繰り返し、その中で学んでいくんだなっていう、そこにちょっと思いをはせていただくと、それはそれで楽しめるのではないかと思うんですね。

小さい頃に好きだった絵本を、大人になってから読み返してみると、内容が全然記憶と違ってたりする事があるんです。それは、子供時代の自分が、あくまで自分の自由な解釈でストーリーを理解していたからなんですね。皆さんもぜひ、童心にかえった気分で、マンガEnglishのイラストに向き合ってみてください。

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