英語学習における停滞期とは、ある程度の会話はできるのに、自分が本当に伝えたいことを思ったように表現できない状態です。“I am …”や“I was…”、“I like…”といった基本的な表現はマスターしているにも関わらず、それ以上の表現がなかなかでてこないで苦しんでいる人が非常に多くいます。
「それならもっと多くのフレーズや単語を勉強すればいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、停滞期で苦しんでいる人々の問題は、多くの単語やフレーズを知識として理解しているにも関わらず、それを“会話中で使えない”という点です。
せっかく豊富な知識があるのに、「自信がないから」とそれを使わずにいるのは非常にもったいないことです。ただ、裏を返せばこれまでに蓄えた知識を使うことさえ覚えれば停滞期を脱し、英語力を飛躍的に伸ばすこともできます。
英語は中学・高校で約6,000語を学んでいます。一方で日常英会話に必要な単語数は、英語ネイティブ同士でも会話で頻繁に使う語彙数は3000語程度と言いますから、知識は十分にあるわけです。その単語を「使う」ところから始めましょう。
よくある練習法のように例えば「日本には富士山があります」のような誰かに与えられた命題を英語に訳す練習は実践的ではありません。リアルな会話の場面ではセリフを自分で考えなければならないからです。
そこで写真や絵を使うのがおすすめです。写真や絵を見て直感的に思いつくことを学生時代に習った単語を思い出しながら言おうとしてみる練習から始めるのが最も効率的です。
もちろん英語ネイティブの子どもたちもいきなり話し出すことはできませんから、まずは私たちも「英語の絵本の読み聞かせ」から体験しましょう。
絵本は幼い子供向けなので、おとなの私たちは漫画を使います。漫画イラストで場面を感じながら、まずは英語を場面と音で何とかしようとする脳の働きを育てるところから始めましょう。
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